翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

訳書リスト12(56〜60冊目)(更新)

 56〜60冊目です。

(60)『おばあちゃんのにわ』

 (ジョーダン・スコット文、シドニー・スミス絵、偕成社、2023年6月19日初版発行)

 "My Baba's Garden" (2023,  text by Jordan Scott, illustration by Sydney Smith)

 カナダ・家族・絵本

〈オビ語録〉

「「ぼくは川のように話す」のコンビによる心温まる絵本」

「ぼくのおばあちゃんは、
 大きな道のそばにある、
 もとはニワトリ小屋だった家に
 すんでいる。

 カナダの詩人、ジョーダン・スコットの祖母との思い出をもとにした絵本。ポーランドからの移民で、あまり英語がしゃべれないおばあちゃんと「ぼく」は、身ぶりや手振りで、そして、さわったり、笑ったりして、いいたいことを伝えあいます。言葉にたよらない二人の親密さを描くシドニー・スミスの情感あふれる絵が、懐かしい記憶を呼びさまして胸を打ちます。」

 

 タイトル文字は荒井良二さん、ブックデザインはアルビレオさん、編集は広松健児さん、印刷は小宮山印刷、製本は大村製本さんです。みなさん、ありがとうございました!

 

 

(59)『野性の呼び声』(「小学館世界J文学館」所収)

 (ジャック・ロンドン作、小学館、2022年11月22日初版発行)

 "The Call of the Wild"(1903,  by Jack London)

 イギリス・動物・古典新訳

 

  編集は塚原伸朗さん、津田隆彦さん、挿画はミロコマチコさん、装丁は城所潤さん+大谷浩介さん(Jun Kidokoro Design)です。みなさん、ありがとうございました!

 

(58)『タイムマシン、ほか2作』(「小学館世界J文学館」所収)

 短編2作は、「奇跡を起こせる男」、「緑色のドア」。

 (H. G. ウェルズ作、小学館、2022年11月22日初版発行)

 "Time Machine"(1895), "The Man Who Could Work Miracles"(1906),  "The Door in the Wall"(1898),  by H. G. Wells

 イギリス・SF・古典新訳

 翻訳協力は北村みちよさん、編集は塚原伸朗さん、津田隆彦さん、挿画は槇えびしさん、装丁は城所潤さん+大谷浩介さん(Jun Kidokoro Design)です。みなさん、ありがとうございました!

 

(57)『チャンス──はてしない戦争をのがれて』

 (ユリ・シュルヴィッツ文・絵、藤田優里子翻訳協力、小学館、2022年9月28日初版発行、1600円+税)

 "Chance", by Uri Shulevitz,2020

 アメリカ・自伝

〈オビ語録〉

「ぼくと家族が生きのびたのは、まったくの偶然(チャンス)だった」

「『よあけ』や『あめのひ』など、日本でも広く読まれている絵本作家、ユリ・シュルヴィッツ。

 ユダヤ人である彼が第二次世界大戦にまきこまれたのは、まだ4歳の頃だった。

 ナチスドイツ軍の攻撃のあと、ポーランドを脱出し、各地を転々とした時の生々しい体験を、豊富なイラストとともに描き出す。」

 

 編集は正谷優貴さん、装丁はアルビレオさん、印刷は萩原印刷(株)、製本は(株)若林製本工場です。

 

 

(56)『バーナバスの だいだっそう』

 (ファン・ブラザーズ作、学研プラス、2021年9月初版発行、2300円+税)

 ”Barnabus Project", by Terry Fan, Eric Fan and Devin Fan, 2020

 カナダ・絵本

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〈オビ語録〉

「世界中で大評判! 2020カナダ総督賞・絵本賞受賞!」

「ぼくは バーナバス。はんぶん ネズミで、はんぶん ゾウ。」

「ここは、ペットショップの地下にある人工ペットのけんきゅうじょ。〈しっぱいさく〉のバーナバスは、つくりなおされるうんめいに……。でも、バーナバスは、じゆうをもとめ、できそこないのなかまたちと力をあわせて、きけんなぼうけんにのりだします。」

 

 編集は木村真さん、ブックデザインは相馬章宏さん(コンコルド)、印刷は図書印刷(株)、製本は(株)難波製本、版権手続は日本ユニエージェンシーの小山猛さんです。

 みなさん、ありがとうございました!