第17弾は、掛川市の「高久書店」です。「走る本屋さん」と銘打っているので、いったいなんだろう、と。
HPによれば、店主の高木久直さんは(だから「高久」書店なんですね)、戸田書店の社員だった「2016年12月には自前でワゴン車を改装した移動新刊書店「走る本屋さん 高久書店」を立ち上げ、休日等を利用して書店のない地域や学校等を巡回し本を届ける毎日を送る。」2019年に退社、2020年5月に固定店「走る本屋さん 高久書店」をオープン、とあります。
在庫の9割は雑誌や実用書などもそろえる、町のニーズに応える書店をめざし、1割はこだわりの本をおく、という方針だそうです。全国書店紹介で、日本全国の書店を調べていると、いろいろな本屋さんがあって、おもしろいし、もちろん、それでいいんだろうなあと思います。高久書店は、文房具や駄菓子もあつかっているし、ほんと、町の本屋さんなのですが、そういう本屋さんを残していきたいという気持ちが、設立経緯からも伝わってきます。
さらに、HPのリンクには、掛川市で行われている「ペイフォワード文庫」という試みが載っていました。おもしろい企画ですね。
ペイフォワード文庫は、掛川の大人たちが次世代にペイフォワード(恩送り)していく試みとして、中高生に本をプレゼントするプロジェクトです。
毎月1人の大人が、人生を変えた一冊や学生にオススメしたい本など計10冊を選んで購入し、中高生は読んでみたい本を選んで1人1冊無料で受け取ることができます。
12月は高久さんの選書・プレゼントの予定だそうです。
本日仕入れた紹介したい本
— 走る本屋さん 高久書店 (@books_takaku) 2021年8月16日
絵本です。
『ぼくは川のように話す』J・スコット文/S・スミス絵/原田勝 訳(偕成社)
吃音のある詩人をささえた少年の日のできごと。
「ぼく」の心をすくった美しい川の景色が、心情あふれることばとみずみずしい絵によって胸にせまります。 pic.twitter.com/dLHnIBTOuU
ありがとうございます!!
掛川で撮った写真はなかったので、おとなり、牧之原を走る新幹線から撮った富士を。2015年9月撮影。
(M.H.)