海外文学の紹介リーフレット、BOOKMARK19号がとどきました。いわゆる「鈍器本」、分厚い本特集です。
金原先生の巻頭言と、桜庭一樹さんの寄稿文がいいです。今回、いつもとちょっとちがうのは、本の厚さを誇示するように、背表紙やら、立てて並べたものやらの写真が入っていること。
あいかわらず読んでない本ばかり。唯一読んだことのあるのは『戦争と平和』だけ。高校生の頃に読んで、外大のロシヤ語科を受験したきっかけの本ですねえ。でも、ロシヤ語はすぐ挫折しました。しかし、あのころは、なぜ、よくわかりもしないのに、トルストイやドストエフスキーやツルゲーネフの長い小説を読めたんだろうか。今になってみると不思議です。ちゃんと理解して読んでいたとはとても思えない。でも、いくら分厚い本でも先に進んでいくことができました。
今は無理。腑に落ちないと、そこで止まって読み返し、そのうちに読めなくなってしまう。でも、このラインナップを見ていると、そのうちに、と思います。『三体』、『セカンドハンドの時代』など、気になりますが、はたして……。
入手方法などはこちらを↓
いちおう、原田訳の鈍器本はこちら。帯に「672ページノンストップの戦慄」という文句が躍ります。
立てるとこんな感じ。シリーズ3冊で1600ページを超えます。絶版なので、図書館でぜひ!
(M.H.)