翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2nd ステージ 第4節 AWAY vs 名古屋グランパス

 2-1 ⚫︎  (19' own goal、7月25(土)@瑞穂競技場)

 テレビ観戦。無敗が途絶えたとたん、連敗してしまった。広島が勝ち、年間勝ち点も逆転される。

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 前節の広島戦同様、非常にいい入りだった。前は興梠、武藤、高木。この三人のコンビネーションがいい。うしろは那須がもどって、柏木、阿部、宇賀神、関根、槙野、森脇、西川。交代は、高木、関根に代えて、ズラタン、梅崎、橋本。最後は武藤が中盤下り目、宇賀神が右に回った。

 

 名古屋はしっかり守ってきたが、うちの崩しはとてもよく、再三チャンスを作る。得点シーンは後方斜めからのパスを受けた高木がダイレクトの浮き球でDFラインの裏へ、中盤の底(!)から走り込んでいた陽介が中の興梠に合わせようと折り返したボールが、DFの足にあたってオウンゴールとなったもの。陽介のゴールと言ってもいいくらい。

 ところが、その直後、パスカットを永井につながれドリブルされる。一度は那須が追いついて遅らせたと思ったものを、競り合いながら裏にぬけられ、もどした浮き球を川又にヘッドで決められた。その後、やや浮き足立った中で、また永井にぬけられ、競り合った森脇がユニを掴んでいたのを、決定的機会阻止と見られ、赤一発退場となる。

 しかし、その後も名古屋は攻めが鈍く、うちは、一人少ないながらもうまくチャンスを作っていた。うしろは4枚で守る形。このあたりは今年の熟成を感じ、面白かったし、2点めがとれていたら勝てたかもしれない。しかし、1-1のまま後半へ。さすがにハーフタイムの指示が出たのだろう、その4枚の左前のスペースを使われ、矢野に遠目から地を這うような見事なシュートを決められる。その後も、どちらが10人かわからないくらい浦和が攻め続けたのだが、ゴールは遠かった。終了間際の興梠のシュートはどフリーだっただけに残念……。

 

 広島戦の2失点、この日の2失点、すべてカウンター気味にやられている。広島は浅野、名古屋は永井という、いずれも俊足FWに、スピードでやられた。しかも両試合とも、入りは素晴らしく、また、チャンスもたくさん作っているのが残念だ。しかし決めきれないと前がかりになり、カウンターでやられている。1stステージは、攻め急がずに接戦をものにしたが、この2試合は攻めの形がいいだけに、かえって危ない場面を招いている感じ。そのバランスを意図的にとるのがむずかしいのだろう。攻守が表裏一体というのがよくわかる。うーん、サッカーは深い。

 ちょっと、2ndはハンデを負ってしまったが、年間はまだ広島に1差の2位だ。これから、これから。

 ただ、東アジア選手権に、槙野、興梠、柏木、武藤、西川が招集されていて、怪我や疲労が心配……。うーん、間が悪い。

    まずは次のホーム甲府戦。これがまた中3日できついなあ。(M.H.)



PS.  直輝がリーグ戦初ゴール!    コーナーから、バウンドしたボールをヘッドで決めた。開始3分ということは、スタメンだ。よしよし。