翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2020-01-01から1年間の記事一覧

リモート力アップの一年でした。

これは今年1月半ばの富士山。帰省帰りの新幹線から撮ったものですが、今はまだ、これほど雪がないですねえ。このころはまだ、コロナなどまったく知らず、いつもと同じように年が始まりました。 その後はご承知のとおり。 この冬は帰省もできずに、自宅です…

「今だから読みたい絵本」

なんと「男の隠れ家(別冊)」で「今だから読みたい絵本」(Picture books for adults)という号が出ています。 なかなか充実していて、巻頭寄稿は「絵本ナビ」編集長の磯崎さん、インタビューは荒井良二さん、中心となる記事は、クレヨンハウスや教文館をは…

『コピーボーイ』やまねこ賞ありがとうございます!

やまねこ翻訳クラブのみなさんの投票による、2020年、第23回やまねこ賞の読み物部門の大賞に『コピーボーイ』が選ばれました。やまねこの皆さん、ありがとうございます! 前作の『ペーパーボーイ』が第19回2016年のやまねこ賞をいただいていますので、続編で…

書評集『あるときはぶかぶかの靴を あるときは窮屈な靴をはけ 2』

西日本新聞を中心に書評を書いていらっしゃる河野聡子さんの翻訳書の書評集『あるときはぶかぶかの靴を あるときは窮屈な靴をはけ 2」を入手。 西日本新聞の書評+α を収録した、翻訳書ばかりの書評集で、拙訳『コピーボーイ』をとりあげてくださっています…

今年の埼スタ

最終節は来週ですが、我が家は昨日が今年最後の埼スタ。 今年は、中断、無観客を経て、段階的に観客を入れての開催でした。写真で数えてみると、7回出勤。シーズンチケットをもっているので、3分の1ですね。シーチケ代は半分は寄付。 (12月12日 △0…

ライフジャーナル・マガジン「雛形」

わたしの訳書をよくおいてくださっている、岡山の「スロウな本屋」の小倉さんが、「雛形」というウェブマガジンのコラムで、拙訳『セント・キルダの子』を紹介してくださいました。 www.hinagata-mag.com このウェブ・マガジン、レイアウトや写真がきれいで…

BOOKMARK 17号

海外文学を紹介するブックレット「BOOKMARK」17号が届きました。今回はずばり「本についての本」特集。

Big Sur にバージョンアップ

Catalina への変更はあっという間だったのですが、Big Sur は手こずった……。 一昨日、そう言えば、原稿提出の締め切りが一段落しているなあと思い、Catalinaはあっという間だったから、と、気軽に Big Sur へのバージョンアップを始めたところ……。

秋景色

最近撮った写真を。 近所の養護施設の跡地。アンドリュー・ワイエスっぽく撮れました。

翻訳百景、ウェビナーご視聴、ありがとうございました!

18日、水曜日のzoomによるセミナー、ご視聴いただいたみなさん、ありがとうございました。みなさんのお顔が見えないのは少しさみしくもありましたが、越前さんのおかげで、質問に適宜お答えすることができ、楽しい時間となりました。また、東京以外にお住ま…

新刊『ブライアン・スティーヴンソン』

あすなろ書房の「信念は社会を変えた!」シリーズの新刊です。来週火曜日、11月17日発売予定。アメリカの法廷弁護士で、黒人の冤罪裁判を多く扱っている、ブライアン・スティーヴンソンのインタビュー集です。

八ヶ岳をぐるり

先週、久々にツーリングに行ってきました。ETCのバイク割引があったので、それを利用しました。関越と中央の一部ですが、二日以内乗り放題3500円という、かなりの割引。朝5時起床。6時には走り出していました。関越で佐久から中部横断道の佐久南まで行き、ビ…

『ガリヴァー旅行記』

今日は、2ヶ月に一度の古典児童書を読む会でした。課題本はジョナサン・スウィフト作の『ガリヴァー旅行記』。わたしが読んだのは、福音館文庫の坂井晴彦さん訳のもの。読みやすい訳文でした。だ・である調。岩波の中野好夫訳は、です・ます調みたいです。 …

★11月10日(火)まで延長★ ウェブ講演@静岡県立中央図書館

好評につき、11月10日(火)午後5時まで視聴期間が延長されました。どうぞよろしく! 先日zoomで録画、その後編集していただいた私のウェブ講演「外国文学は世界への窓、心のフィルター」が、今日(10月23日)から11月6日11月10日まで、静岡県立中央図書館の…

はじめての海外文学スペシャル2020(11月1日(日)14時〜 )

あさって、午後2時から、今年はYouTubeで!! 日時 2020年11月1日(日) 午後2時から4時ごろまで (翻訳者の人数が多ければ、5時ごろまで延長の可能性あり) 形式 YouTubeでライブ配信(一定期間アーカイブでも視聴可) 配信URLは、https://youtu.be/ch4hv_7Fl…

川越翻訳勉強会、通算100回

川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんで、2015年から、おおよそ月2回ペースで開いてきた翻訳勉強会が、今週の月曜日、10月26日で通算100回となりました。この絵本カフェがあったことも、会が続いてきた理由のひとつです。 (「イングリッシュ…

日本学術会議の任命拒否問題について

これはそもそも、よく理解できない部分があって、いろいろ読んだり見たりしていたのですが、今日の野党の合同ヒアリングで、声明を発表した映画監督のお一人、森達也さんと野党代表者とのやりとりを見て、だまっていてはいけないと感じました。 下のYouTube…

翻訳百景・ウェブ講演会について

11月18日に、越前敏弥さんのお誘いで、「翻訳百景ミニイベント」(第25回)として、下記の講演を行ないますが、ブログに書くのをぐずぐずしているうちに、満席になってしまいました。ありがとうございます! じつは、note でお申し込みいただいた方の中に…

"The Book of Hopes"

イギリスからとどきました。拙訳『オオカミを森へ』の原作者、キャサリン・ランデルさんが、イギリスの子どもの本の作家たちに呼びかけて、イラストやショートショートを無償で寄稿してもらい、売上をコロナで大変な医療機関への寄付に回すために作った本で…

今週の一時間ツーリング

曇り空で涼しく乗れました。暑くもなく、寒くもなく。近所では、今年はおそい彼岸花が満開ですが、止まるのが面倒だったので彼岸花の写真はなし。 奥の木は、まだ紅葉前のもみじ。もみじは紅葉とも書くから、カエデ、楓、が正確なんだろうか。種類までは知り…

「子どもの本棚」2020年10月号

「子どもの本棚」10月号の、複眼書評のコーナーで、拙訳『兄の名は、ジェシカ』をとりあげていただきました。坂内夏子さんと白瀬浩司さんの書評が、上下二段でならべてあります。おもしろい構成の書評欄です。ふつうは、どなたか一人の書評が載るものですが…

秋景色

一週間に一度は乗ってやることにしたので、秋晴れの今朝、近所の一時間コースを。田んぼは、まだ刈り取り前のものと、刈り取られたあとと、半々くらいでしょうか。 いろいろ書きたいことはありますが、とりあえず、仕事にかかります。 (M.H.)

『セント・キルダの子』9月16日発売!

何度かご紹介してきた絵本、『セント・キルダの子』の見本が届きました。この本は、原書を見た時から、とにかくどこかで出してほしいと思い、何社かもちこんだあとに、岩波書店さんから出してもらえることになった本です。とてもうれしい。

訳書リスト10(46〜50冊目)

50冊目です。 (50)『ネルソン ・マンデラ (信念は社会を変えた! シリーズの指針として)』 (セロ・ハタン&ヴァーン・ハリス著、あすなろ書房、2020年9月9日初版発行) "Nelson Mandela" (I know this to be true, guiding principles), by Sello H…

『月でたんじょうパーティーをひらいたら』読書感想画指定図書に。

去年翻訳した、『月でたんじょうパーティーをひらいたら』(ジョイス・ラパン文、シモーナ・チェッカレッリ絵、縣秀彦先生(国立天文台)監修、廣済堂あかつき)が、第35回読書感想画中央コンクールの、小学校高学年の部の課題図書になりました。 これでま…

『ネルソン・マンデラ』9月9日発売!

『ネルソン・マンデラ(信念は社会を変えた!シリーズの指針として)』(セロ・ハタン&ヴァーン・ハリス著、拙訳、あすなろ書房)の見本が届きました。いい写真、きれいな装幀です。見本が届いた時が、いつも一番うれしい。 少し中身の紹介を。

山に住みたい

お盆はどこへも行かなかったので、近場でと思い、赤城山へ行ってきました。うちから車で一時間ほどで、川場村の道の駅、川場田園プラザへ行けることがわかりました。ここ、なかなかいいです。川場村のビールも飲めます。レストランもいくつかあるし。 買い物…

『山は しっている』

『山は しっている』(リビー・ウォルデン作、リチャード ・ジョーンズ絵、横山和江訳、すずき出版)を、訳者の横山さんから送っていただきました。これ、表紙しか見てないことを前回のエントリーで書いたら、送ってもらっちゃいました。横山さん、ありがと…

月刊書評誌「子どもの本棚」9月号

「子どもの本棚」2020年9月号に寄稿しました。 特集が「世界への窓──翻訳作品をとどけたい 新訳での再発見──」となっていて、菱木晃子さんによる「ピッピ」と「カッレ」の新訳の話や、こみやゆうさんの子どもの本の翻訳に対する考え方が載っています。 わた…

本をいただきました。

とりあえず、昨日、深夜に、アグネス・チョウさんは保釈され、ほっとしています。 昨日は、いただきものの本が二冊、同時に届き、驚くやら、うれしいやら。なかなかこういうことはありません。せっかくなので、以下に紹介させてください。 1冊目は『アート…