翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

コラム再録「原田勝の部屋」 第11回 星いくつ、いただけますか?

この回で、パトリック・ロスファスの『風の名前』("The Name of the Wind", by Patrick Rothfuss)をとりあげたのですが、読んでくださった版元の白夜書房の編集者の方から連絡があり、お会いして、少しお話をする機会がありました。 キングキラー・クロニ…

第1回日本翻訳大賞授賞式

3月3日の記事で紹介した日本翻訳大賞の第1回授賞式が、4月19日(日)19時より、新宿の紀伊國屋サザンシアターで行われます。 <a href="http://haradamasaru.hatenablog.com/entry/2015/03/03/081122" data-mce-href="http://haradamasaru.hatenablog.com/entry/2015/03/03/081122">日本翻訳大賞 - 翻訳者の部屋から</a>haradamasaru.hatenablog.com その案内が来ましたので、以下に転載しておきます。 入場料1,000…

土筆

「土筆」と書いて、「つくし」。土から生えている姿を見ると、納得です。 調べてみると、つくしは、英語で、field horsetailと言うらしい。日本では「土から出てきた筆」で、イギリスでは「馬の尻尾」なんですね。文化が透けてみえて面白い。

コラム再録「原田勝の部屋」 第10回 夢の印税生活

これは変動所得の平均課税の申告書類の一部です。いつ見てもおかしくてしかたありません。水産物の豊漁・不漁は自然条件に左右されますから、豊漁で、申告年の所得が過去2年の所得の平均よりも多い場合、その多い部分に対しての税率を抑えることができるよ…

W400、車検完了

昨日、無事、車検が終わったW400を引きとってきました。 そのまま、いつもの周回コース(40キロ弱)を流します。オイル交換のおかげで、明らかにエンジンの回転がなめらか。ガチャつき音が減りました。 ずいぶん山の中みたいですが、我が家から10分くらいの…

ハクモクレン

だいぶ春めいてきました。 近所の民家の庭に見頃のハクモクレン。視線を上げると、その先に綿菓子のような雲。 雲も春らしい。 この時期はいつも塾の春期講習中で、なかなか花見に行けませんが、通勤途中に人様の庭の樹で、あちこち花見をしながら駅へ向かい…

サンヤツ広告

サンヤツ広告、という言葉をご存知でしょうか? これです。新聞一面の下段に並んでいる書籍の広告のこと。 あれ、こんなところに……。 ちょっとわざとらしかったですね。昨日、3月23日の読売新聞朝刊一面の広告です。

1st ステージ 第3節 AWAY vs サンフレッチェ広島

0−0△ 現地組の皆さん、ご苦労さまでした。広島まで行ってあの試合を見せられては、フラストレーションがたまったのではないでしょうか。 でも、ACLのアウェイ帰りのアウェイ試合。結果としては悪くない。3節を終わって、勝ち点7、広島と同率首位をキープ…

坪井、J通算2ゴール目。

水曜日、3月18日のナビ初戦、湘南vs甲府の試合で、坪井が自身Jリーグ2ゴール目となる決勝ゴールを決めた。左コーナーキックに対して、ニアに飛び込み、頭でそらしてキーパー足元、というファインゴール。なんだか、とてもうれしい。 この写真は、埼スタ、バ…

W400、車検

火曜日、愛車のカワサキW400を車検に出しました。2年間の走行距離は、情けないことに、わずか4,300キロ。まあ、それでも、日本列島3,000キロと言われてますから、そう考えると、よく走りました、ということにしておきましょう。 中古で買った時は、2,300キ…

ACL グループステージ第3戦 AWAY vs 北京国安

2ー0で3連敗。これでグループステージ突破は苦しくなった。 前回、経済的理由と書いたが、それもあるけど、じつはマンションが外壁修理中のため、パラボラをはずされてCS放送が映らない。リーグ戦はスカパーのオンデマンドで見ているが、ACLはとりあえず…

読書会 『小さい牛追い』

昨日は、奇数月に川越の絵本カフェ、イングリッシュ・ブルーベルさんで開いている、外国の古典児童書を読む読書会でした。 課題本はノルウェーの作家、マリー・ハムズンの『小さい牛追い』。 小さい牛追い (改版) (岩波少年文庫134) 作者: マリー・ハムズン,…

アビエイター

昨日は夏に出る伝記絵本の原稿を、編集さんと検討してきました。 この人の伝記です。 って、見る人が見れば、わかりますよね。そう、サン=テックス、こと、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ。この人、もちろん作家さんですが、基本、飛行機乗りです。…

1st ステージ 第2節 HOME vs モンテディオ山形

昨日、3月14日(土)はホーム開幕戦。 ◯1ー0 (G:阿部) 開幕2連勝!! "We Are Diamonds"を埼スタで歌うのは、なんと去年の10月5日の徳島戦以来。 先週の湘南とちがって、山形は前から来ず、5バックでがっちり守る。ただ、ラインはできるだけ高く保と…

コラム再録「原田勝の部屋」 《インタビュー》第1回 後半 ── 徳間書店児童書編集部 上村令さん

徳間書店の子どもの本では、20周年記念プレゼントフェアを開催中です。下の写真のようなマーク(「と」びらから「くま」が顔を出して、王冠かぶってる絵)つきの帯についている応募券を集めると、特製のボールペンやクリアファイル、バッグがもらえます。応…

買いこみました!

新しい翻訳の仕事が入ると、関連の本を読まなきゃならなことがあります。昔は図書館に通ったものですが、借りた本は返さなくてはなりません。買ってしまえばいつも手元におき、あれっ、と思った時に調べることができます。 というわけで、買いこみました。ア…

セミナーのお知らせ

来る、4月11日(土)に、神楽坂の日本出版クラブで、「児童書・YA(ヤングアダルト)翻訳の現場から」と題したセミナーの講師を務めます。 このセミナーは「洋書の森」による企画ですが、どなたでも参加いただけます。ただし内容は、翻訳を勉強している方…

コラム再録「原田勝の部屋」 《インタビュー》第1回 前半 ── 徳間書店児童書編集部 上村令さん

徳間書店の児童書は、1994年にスタート、昨年、20周年を迎えました。わたしは、翻訳の仕事を始めてからずっとお世話になりっぱなしで、8作品の翻訳を担当させてもらいました。今年の夏には9作品めが出版予定です。 ですから、上村さんには、もう20年、いや…

『ハーレムの闘う本屋』サイン本

2月19日ほかの記事で紹介した わたしの訳書新刊ですが、その後も3月1日の毎日新聞書評や、あちこちの、とくに書店さんのTwitterやブログでとりあげていただいています。ありがとうございます。 『ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショーの生涯』 - 翻訳者の部…

ゲッカン タカハシゴー

とんでもない雑誌が、いや、ムックが出ているのを知りました。その名も「ゲッカン タカハシゴー」。去年の9月に出ていたらしいのですが、つい二日前に手に入れました。 ゲッカンタカハシゴー (SAN-EI MOOK) 出版社/メーカー: 三栄書房 発売日: 2014/09/12 …

1stステージ 第1節 AWAY vs 湘南ベルマーレ

1ー3◯(興梠、宇賀神、那須)で逆転勝ち。今季公式戦初勝利!! テレビで応援。寒さ、風、雨あり。現地組の皆さんご苦労様でした。なにはともあれ、勝ってよかった。前半の「湘南スタイル」には感心。まあ、よく走る。あそこを1点で耐えたのが後半につな…

コラム再録「原田勝の部屋」 第5回 図書館の思い出

『バスラの図書館員』という本は、イラクのバスラで本当にあった話で、イラク戦争の戦火から図書館の本を守るために、3万冊もの本を自宅や友人宅に保管して守った女性の話です。 バスラの図書館員―イラクで本当にあった話 作者: ジャネット・ウィンター,長…

訳書リスト7(31〜35)

31冊め〜35冊め。これで、2015年3月現在の、わたしの訳した本のすべてです。書店で手に入るものもありますし、図書館で読めるものも多いので、一冊でもお読みいただけるとうれしいです。 (31)『フランケンシュタイン家の双子』(ケネス・オッペル作…

ACLグループステージ第2戦 HOME vs ブリスベン・ロアー

0ー1の敗戦。 仕事もあり、シーチケに入ってなかったこともあって、埼スタに行かず。今朝、ダイジェストでチェック。なので、以下の感想は偏りがあるかも。 ブーイングのことで、いろいろ出ているが、これはしかたない。今季ホーム初戦なのに、とか言って…

コラム再録「原田勝の部屋」 第4回 パソコンをどう使う?

パソコンは去年更新し、今は5台めのMacです。スマホがiPhoneなので、いろいろと便利ですね。訳文を書くには、もう、ずいぶん前からMac用オフィスのワードを縦書きで使っています。 辞書は、串刺し検索ソフトJammingがサービス終了したので、今は後継のLogop…

日本翻訳大賞

日本翻訳大賞、という賞が設立され、現在、その第1回受賞作の選考が進んでいるのをご存知でしょうか? 「世界のなかでも豊かな翻訳文化をもつと言われている日本ですが、不思議なことに翻訳者を顕彰する賞はこれまでほとんどありませんでした。そこで「もっ…

感謝!

今日はわが夫婦の30回めの結婚記念日。昨夜は、近所のレストランでささやかなお祝いの食事をしてきました。 普通のサラリーマンをやめて、翻訳をやりたい、などと馬鹿なことを言いだしたのが、結婚して4年めくらいだったでしょうか。出版翻訳はとてもやりが…

訳書リスト6(26〜30)

26冊め〜30冊めの紹介です。 (26)『王国の鍵5、記憶を盗む金曜日』(ガース・ニクス作、主婦の友社、2011年) "The Keys to the Kingdom: Lady Friday", by Garth Nix, 2007 オーストラリア・児童書・ファンタジー 〈オビ語録〉 「リーフはレディ・…