2024-01-01から1年間の記事一覧
『ウクライナ わたしのことも思いだして:戦地からの証言』が校了となりました! 1月下旬、小学館より発売予定です。 とりあえず、原書の表紙をご紹介。 小学館のHPはこちら。 https://www.shogakukan.co.jp/books/09290682 もうすぐ開戦3年になってしまう…
先週の土曜日に行った、麻布台ヒルズ前のクリスマスマーケット。 息子の勤務先のオフィスがこのビルにあり、社員の家族見学会でした。息子が働く環境を見ることができて、少し安心しました。若い社員が多い、伸び盛りの会社らしい開放的でモダンな雰囲気は、…
『戦場の希望の図書館』(デルフィーヌ・ミヌーイ著、藤田真利子訳、創元ライブラリ)を読みました。仕事の参考図書として読みはじめたのですが、すばらしいノンフィクション作品です。翻訳も読みやすい。 シリア内戦下、2012年から16年まで、4年間にわたっ…
少しあいだが空きましたが、フェローアカデミーの通信講座、マスターコース「ヤングアダルト」を担当します。くわしくはこちらを参照してください。今日、12月2日から募集開始しました。 https://www.fellow-academy.com/home/mastercourse_youngadult/ 例に…
(64)『ぼくの中にある光』 (カチャ・ベーレン作、岩波書店、2024年11月15日初版発行) "The Light in Everything" (2023、by Katya Balen) イギリス、自分探し・家族 〈オビ語録〉 「家族になること。自分の心に耳をすませること。不器用なふたりが見…
ここのところ連続して紹介してきた、カチャ・ベーレンの訳書4作品ですが、それぞれの版元、あすなろ書房、岩波書店、評論社が協力して、「三社合同、カチャ・ベーレン作品、おすすめ! フリーペーパー」を製作しました。 A4サイズを四つ折りにしたもので、…
昨日は神田の出版クラブビルで、JBBY(日本国際児童図書評議会)のシンポジウムと、50周年を祝う会がありました。2時からのシンポジウム「いま、子どもの本へ世界とどうかかわるのか」では、世界で活躍している作家・画家のみなさんからのビデオメッセージに…
ベーレン作品の日本語版4冊目は、拙訳、岩波書店刊、『ぼくの中にある光』(原題 "The Light in Everything" )です。11月15日発売、とご案内してましたが、15日は発行日で、発売日は19日(火)らしいです。もうしわけない。発行と発売がちがうのは、なぜ、…
カチャ・ベーレン作品紹介第3弾は、先週発売されたばかりの『ぼくたちは宇宙のなかで』(原題 "The Space We're In" )。評論社から、こだまともこさんの翻訳で。 なんて魅力的なカバーなんでしょう。日本語版の装画は嶽まいこさん、本の装画をたくさん手が…
カチャ・ベーレン作品紹介、第2弾。 『ブラックバードの歌』は千葉茂樹さん訳、あすなろ書房から、昨年の10月に出ています。 原題は "Birdsong" 、リチャード・ジョンソンの挿絵が入っています。日本語版は、千葉さんの訳に、鈴木まもるさんの挿絵。100ペー…
川越の絵本カフェ『イングリッシュ・ブルーベル』さんで、古典児童書を読む会がありました。いつもは翻訳物を読むのですが、今回は宮沢賢治の「どんぐりと山ねこ」。岩波少年文庫の『注文の多い料理店』が指定だったのですが、うまく借りられず、世界文化社…
というわけで(承前)、カチャ・ベーレン作品の紹介です。 『わたしの名前はオクトーバー』(こだまとこも訳、評論社)。原題は "October, October"。2022年のカーネギー賞受賞作です。最初に原題を見た時、変わったタイトルだな、これはなにかあるぞ(?)…
『ぼくの中にある光』の書影が出ました。 先日アップした原書より、絵がちゃんと見えて、広がりのある画面になっています。最初に見せてもらった時、タイトルや推薦文の処理でこんなに印象が変わるのか、と驚きました。日本語版のほうが、シドニー・スミスさ…
ジョーダン・スコット文、シドニー・スミス絵、『おばあちゃんのにわ』(偕成社)が増刷になりました。うれしい。去年の7月に出た絵本ですが、少しずつ売れて2刷りになりました。これも定番の絵本になってくれるといいのですが。 こちらは偕成社さんのサイ…
『ぼくの中にある光』、校了しました。カチャ・ベーレン原作、岩波書店から、11月19日発売です。 これは原書、"The Light in Everything" の表紙。『ぼくは川のように話す』の絵を担当したシドニー・スミスが装画を描いています。日本語版の表紙も同じ装画で…
カナダのファン兄弟の絵本『夜のあいだに』の4刷見本がとどきました。 2019年に初版を出して以来、少しずつ売れつづけ、発行部数が累計一万部になります。自分が原書をもちこんだ絵本なので、うれしい。定番絵本になってくれるといいのですけれど。 何度見…
『バーナバスのだいだっそう』の続編、というか、仲間、というか、『バーナビー まいごに なる!』が9月5日に発売の運びとなりました。 前作の主人公バーナバスは「できそこない」でしたが、バーナビーは「完璧なペット」のはずでした。ところが…。 絵本とし…
今日、8月21日の朝日新聞に、小説家の柚木麻子さんの寄稿が載っていた。共感するところの多い記事だった。 自分たちが、といっても柚木さんは1981年生まれなのだが、小学生のころに『はだしのゲン』を読み、中学生の遠足で「丸木美術館」へ行ったことを例に…
高校のソフトテニス部OBの合宿で山中湖へ。帰りに道志道を走り、道の駅そばのもくめ書店に寄ってきました。酒井さん、お元気でした。 緑と川の流れで涼しく、クーラーなしで店内で食事。アイスコーヒーとカレー、おいしかったです。細長いインドのお米とさっ…
ホーンブック・マガジンの7/8月号をめくっていたら、アメリカの作家、パム・ムニョス・ライアンさんの、ALA(全米図書館協会)の2024年度 Children's Literature Legacy Award(児童文学功労賞とでも訳すのでしょうか?)の受賞インタビューが載っていまし…
昨日は川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんで、2か月に一度の古典児童書を読む会でした。 『みんなの幽霊ローザ』(クリスティーネ・ネストリンガー作、若林ひとみ訳、岩波書店)が課題本。1979年の作品なので、古典とは言えないかもしれませ…
ユリ・シュルヴィッツの挿絵入り自伝、『チャンス、はてしない戦争をのがれて』(小学館)が増刷になりました。 帯が赤くなりました。初刷の時と比較するのもおもしろいです。 どうぞよろしく! (M.H.)
JBBY(日本国際児童図書評議会)の「世界の子どもの本」2023年度版に選定された、拙訳『チャンス、はてしない戦争をのがれて』を、わたしが紹介している動画がアップされました。よろしかったら。 https://www.youtube.com/watch?v=ohP_usBVhL8 また、ほかの…
信じられませんが、67歳になりました。先週、翻訳勉強会のみなさんと集まった時に、お祝いしていただきました。ありがとうございます。 去年は川越の勉強会で、今年は池袋の勉強会でお祝いしてもらいました。別に、ねらって6月に集まったわけじゃないんです…
明日、6月23日(日)朝6時からのNHKラジオ第一放送「マイ、あさ!」の中の絵本の時間で、落合恵子さんが『ねえ、おぼえてる?』を紹介してくださるようです。たぶん、6時15分すぎくらいだと思います。 朝、早いのですが、radiko や NHKラジオのアプリで一週…
現地時間6月20日、2024年度のボストングローブ・ホーンブック賞の発表があり、絵本部門で、シドニー・スミスさん作の "Do You Remember?" (『ねえ、おぼえてる?』(偕成社、拙訳))の受賞が決定しました。 おめでとうございます!! https://www.hbook.co…
6月17日、IBBY(国際児童図書評議会)が、ガザの子どもの権利侵害についての声明を発表しました。 日本語訳が以下のJBBYのサイトで読めます。 https://jbby.org/news/oversea-news/post-20485 最後の部分を抜粋します。 「世界のすべての子どもたちは、大切…
「ダ・ヴィンチ」Web に、映画監督、神保慶政さんによる『ねえ、おぼえてる?』の書評が載りました。 「スマホ撮影をまじえたような現代的絵本──国際アンデルセン賞・画家賞受賞作家、3年がかりのや新作」という見出し。(2024.6.8 公開) https://ddnavi.co…
「好書好日」という、朝日新聞の本のサイトに、インタビューを掲載してもらいました。 新刊翻訳絵本の『ねえ、おぼえてる?』のこと、原作者のシドニー・スミスさんのこと、わたしの翻訳の仕事などについて、ライターの大和田佳世さんが書いてくださいました…
今日、2024年5月20日(月)の朝日新聞朝刊一面、「折々のことば」の欄で、『ねえ、おぼえてる?』(シドニー・スミス文・絵、拙訳、偕成社)の中のことばをとりあげていただきました。 鷲田清一さんの3091回めのコラムです。やわらかい言葉でやさしく紹介し…