翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2021-01-01から1年間の記事一覧

「BOOKMARK」19号、鈍器本特集

海外文学の紹介リーフレット、BOOKMARK19号がとどきました。いわゆる「鈍器本」、分厚い本特集です。 金原先生の巻頭言と、桜庭一樹さんの寄稿文がいいです。今回、いつもとちょっとちがうのは、本の厚さを誇示するように、背表紙やら、立てて並べたものやら…

浦和レッズ、祝天皇杯優勝、ACL出場権獲得!

というわけで、昨日は今季最後のレッズ戦。土壇場で待っていたドラマチックな展開、もう最高でした。朝から家内と二人で初の新国立競技場へ、2時からの試合、表彰式、帰ってビデオで復習……。幸せです。 3階席でしたが、とても見やすい。足元の狭さは、見や…

『ぼくは川のように話す』@バラいろダンディ

昨日、12月15日のTOKYO MX、「バラいろダンディ」内で、ロバート・キャンベルさんが『ぼくは川のように話す』を、「クリスマスプレゼントにおすすめ! 子どもも大人も楽しめる絵本」のコーナーで紹介してくださいました。

『ぼくは川のように話す』やまねこ賞!

『ぼくは川のように話す』が、やまねこ翻訳クラブの第24回やまねこ賞(絵本部門)に選ばれました! やまねこのみなさん、ありがとうございました! 昨年の読み物部門で『コピーボーイ』が第1位に選ばれたので、2年連続となりました。子どもの本の翻訳に関…

ル=グウィンの物語作法、"Steering the Craft" を読む。

先日の読書会の課題本が、アーシュラ・K・ル=グウィンの『影との戦い』だったので、ル=グウィンの物語作法の本を購入し、あちこち拾い読みしていますが、翻訳に通じるところがたくさんあって、おもしろい。 第1章は、1. the sound of your writing という…

『ぼくは川のように話す』日本YA作家クラブ記事

日本YA(ヤングアダルト)作家クラブのインタビュー記事で紹介していただきました。 リンクはこちら。 インタビュー 翻訳家の原田勝さん 『ぼくは川のように話す』では、幾千もの水面の光に照らされながら、少年の心の変化を一緒に体験できて……こ、これは…

古典児童書を読む会『ゲド戦記1 影との戦い』

月曜は、コロナでずっと行けていなかった読書会が、川越の絵本カフェ、イングリッシュブルーベルさんであり、行ってきました。今回の課題本は『ゲド戦記1 影との戦い』。ル・グウィンの傑作とされていますが、なかなかむずかしい。岩波少年文庫には「中学生…

秋景色いろいろ

埼玉も、あっというまに紅葉が散りはじめています。マンション前の公園。ケヤキはもうほとんど散っちゃいました。これはメタセコイア。

久々のテニスコート

今日は久々のテニス。いろいろあって、3か月以上ぶり。 筋肉は落ち、心肺機能は低下し……。でも、気持ちよかった。

浦和レッズ、阿部勇樹選手引退会見

レッズからのメールで、今日、19時から重大発表の連絡が来ていたので、まあ、たぶんそうではないか、と思いながら、テレビにYouTubeをつないでスタンバイ。阿部ちゃんの引退会見を1時間、じっくりと見ました。 いや、ほんとにこの人は、なんて人間ができて…

『丹地陽子作品集』すばらしい!

丹地陽子さんの作品集、買いました。わかってたけど、すばらしい! デザイン性と物語性がみごとに融合している、というか、まあ、りくつはどうでもいいんです。どの作品を見ても「あぁー」とか「ふぅー」とか、声が出る感じ。

ピーター・シス展、必見!!

11月14日まで、練馬区立美術館で開催中の「ピーター・シスの闇と夢」、行ってきました! これ、少しでも興味がある方は、絶対に行くべきです。 もう一度いいますが、少しでも興味がある方は、絶対に行くべきです。 展示点数、なんと200点。原画もたくさん。…

フェロー・アカデミー、通信講座募集はじまりました。

来年1月から、フェロー・アカデミーの通信講座で、半年6回分の添削講座(+オンライン1回)の講師を務めます。今日から募集が始まりましたので、ご興味のある方はこちらを。 www.fellow-academy.com

『バーナバスのだいだっそう』2021年度、カナダ児童文学賞、大賞受賞!

『バーナバスのだいだっそう』の原作、"The Barnabus Project” (by the Fan Brothers)が、10月29日、Cnadaian Children's Book Centre選出の、カナダ児童文学賞(TD Canadian Children's Literature Award)英語部門の大賞に選ばれました。 bookcentre.ca 作…

全国書店紹介(20)「クレヨンハウス」@東京都港区 & 書店一覧

『ぼくは川のように話す』をSNSで紹介してくださった全国の書店紹介、一応、今回で最終回とします。20軒目は、表参道にある「クレヨンハウス」。主宰の落合恵子さんが、9月にNHKラジオの「落合恵子の絵本の時間」で紹介してくださいました。ありがたいことで…

全国書店紹介(19)「プー横丁」@富山市

『ぼくは川のように話す』をご紹介くださった全国の書店紹介、第19弾は、富山の「プー横丁」さんです。創業は1981年ですから、すでに40年! わたしが大学を出てすぐのころ、わたしの頭の中には、子どもの本の翻訳なんてまったくなかったころから営業しつづ…

孫に会う。

初孫に会ってきました。女の子です。むこうは生後一か月半なので、「会う」という認識はないでしょう。一方的にこちらが「見てきた」というのが正しいかもしれません。いや、見てきただけじゃなくて、さわったり、なでたり、抱いたりして、本人はいい迷惑だ…

全国書店紹介(18)「hoka books」@京都市下京区

hoka は「ホウカ」と読みます。共同代表の嶋田翔伍さんという方が「烽火書房」という出版社をやってらして、その「烽火」ですね。烽火は「のろし」ですから、のろしをあげるぞ、という気合を感じます。あ、しらべたら「必要な時に、必要な人に必ず届くのろし…

全国書店紹介(17)「走る本屋さん 高久書店」@静岡県掛川市

第17弾は、掛川市の「高久書店」です。「走る本屋さん」と銘打っているので、いったいなんだろう、と。 HPによれば、店主の高木久直さんは(だから「高久」書店なんですね)、戸田書店の社員だった「2016年12月には自前でワゴン車を改装した移動新刊書店「…

全国書店紹介(16)「Title」@東京都杉並区 +「わむぱむ」のこと。

Title の辻山良雄さんが、『ぼくは川のように話す』を、東京新聞・中日新聞の「公開選書」のコーナーで紹介してくださったことは、8月11日の記事に書いたとおりです。辻山さんがリブロの西武池袋店の店長さんだったことは、著書『本屋、はじめました』にく…

全国書店紹介(15)「庭文庫」@岐阜県恵那市

『ぼくは川のように話す』を紹介してくださった全国書店紹介、第15弾は、岐阜県恵那市の「庭文庫」さんです。築100年の古民家で、宿と古書店(一部新刊)、そして出版も、ご夫婦でされているようです。たぶん、2018年開業だと思いますので、3年ちょっとで…

全国書店紹介(14)「ひるねこBOOKS」@東京都台東区谷中

『ぼくは川のように話す』を紹介してくださった全国の書店を、調べながら紹介しています。第14弾は、2016年オープン、谷中の「ひるねこBOOKS」さんです。 猫の本や、絵本・児童書、衣食住など暮らしの本、 アート、北欧関連本など。 古書をメインに新刊も販…

全国書店紹介(13)「レティシア書房」@京都市中京区瓦町

古書、ミニプレス、CD、ギャラリー……。となっていますが、新刊も一部あつかっているようですね。下にリンクを貼った店長日誌9月18日で『ぼくは川のように話す』をとりあげていただきました。 地図を見ると、御所の南側、二条からちょっと下がったところにあ…

全国書店紹介(12)「わおん書房」@福井市中央一丁目

ご紹介12店めは福井県にある「わおん書房」さんです。JR福井駅から徒歩六分だそうです。ブログを拝見したら、2019年4月にオープン。ここも新しい書店ですねえ。なんかうれしいです。カフェ併設、イベントも開催していますね。HPがとても気持ちのいいデザイン…

全国書店紹介(11)「子どもの本の店 竹とんぼ」@熊本県阿蘇郡西原村

拙訳『ぼくは川のように話す』を紹介してくださっていることをきかっけに知った(あるいは前から存じ上げている)全国書店紹介。11店めは、熊本は阿蘇にある「子どもの本の店 竹とんぼ」です。 このお店は、翻訳家の小宮由さんのご両親が経営しているお店…

"Temple Alley Summer" 『帰命寺横丁の夏』日英翻訳のお話

先日のエントリーで紹介した『帰命寺横丁の夏』の原作者、柏葉幸子さんと、この作品を英語に翻訳した Avery Fischer Udagawa さんの対談が、YouTubeで聴けます(見られます)。Japan Foundationの企画です。司会は JBBY の会長、さくまゆみこさん。とても興…

『バーナバスの だいだっそう』見本出来!!

ファン・ブラザーズ、今度は三人兄弟で作った絵本『バーナバスの だいだっそう』が、今週末、9月24日発売予定です。どうぞよろしく! ファン・ブラザーズのホームページの画像をバックに撮ってみました。ファン兄弟、こういう緑色、きっと好きなんでしょうね…

全国書店紹介(10)「本屋ルヌガンガ」@香川県高松市

ルヌガンガ(Lunuganga)、ってどういう意味だろう、とまず思いますよね。アルファベットを見た時に、もしかして、Languageのアナグラムかと思って並べ替えてみたんだけれど、ちょっとちがう。で、HPを見たら、スリランカの建築家、ジェフリー・バワが50年か…

全国書店紹介(9)「ナツメ書店」@福岡市東区

海の中道、というんでしょうか、志賀島へいく途中にあるみたいです。HPによれば、築100年(!)の時計店の建物を改装したそう。毎朝コーヒーの淹れ方とその日の本を紹介するYouTubeをアップしているようです。この動画による本の紹介がすばらしくて、下に貼…

全国書店紹介(8)「とほん」@奈良県大和郡山市

2014年オープン。大和郡山市の柳町商店街にある8坪のお店。 www.to-hon.com 店名の「とほん」は「雑貨とほん」「大和郡山とほん」「人とほん」「町とほん」など、いろいろなものごとに「と、ほん」と繋がっていけたらと思い名づけました。「とほん」という…