丹地陽子さんの作品集、買いました。わかってたけど、すばらしい!
デザイン性と物語性がみごとに融合している、というか、まあ、りくつはどうでもいいんです。どの作品を見ても「あぁー」とか「ふぅー」とか、声が出る感じ。
わが家にある丹地さん。
この2冊の装画は、ほんとうにすばらしい。物語のエッセンスをどう一枚の絵に表わすかは、もちろん、人それぞれなのでしょうが、ゲラ読んでこの絵が描けるのはほんとすごいです。アメリカの住宅のポーチとか、オープンカーの資料とか、じつはきちんとした調べ物の上に細部まで気を配って、で、制約の多い装画で、この奥行き感、そして光。とくに『コピーボーイ』はもうね、ラフ見たとき、「ひゃー」ってなりました。
丹地さんのお好きな「服のしわ」がいい。
(M.H.)