翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2017-01-01から1年間の記事一覧

2017年、お世話になりました。

今年も最後の1日になってしまいました。いつもは愛媛に帰省しているので、ブログの更新ができないのですが、今年は家にいますので、ご挨拶を。 今年出た訳書はこの一冊、『オオカミを森へ』だけでしたが、読売新聞の空色ブックガイドで本の紹介をさせていた…

パン豆とタルト

今日は愛媛のお菓子を紹介します。 これはパン豆。お米で作ったあられですが、とても軽くて、ほんのり甘みがついています。愛媛の東予地域では、結婚式の引き出物に使います。勤めていた会社では、社員の結婚式があると、これが配られていましたっけ。食べ出…

クリスマスの日に

今年も世界各地で宗教や民族のちがいによる対立が続きました。米トランプ大統領の就任で悪い方向に向かっています。エルサレムの問題は、ホロコーストについての作品を翻訳してきた身としても、ユダヤの人たちが一方で同じようなことをパレスチナでしている…

「ムーミンの会」にお招きいただいて。

先週の木曜日(12月14日)は、東広島市で「子どもの本を読む大人の読書会 ムーミンの会」の活動を続けていらっしゃる皆さんからのお招きで、尾道でわたしの訳書の話を中心に、会員の皆さんとおしゃべり(&ドライブ、&食事)をしてきました。

「BOOKMARK 10」

「BOOKMARK」10号が来ました! 書店での配布は「もうすぐ」だそうです。今しばらくお待ちを。 今回のテーマは「わたしはわたし ぼくはぼく」、LGBTQをあつかった作品の特集です。 あいかわらず、オザワミカさんの表紙イラストが冴えてます。「わたしはわたし…

御礼、洋書の森セミナー

昨日は日本出版クラブで、洋書の森セミナーとして、「翻訳を文学にするために」という題でしゃべってきました。出席いただいた皆さん、ありがとうございました。もう少しうまくしゃべれたのではないかとも思うのですが……。 散り残っていたイチョウの黄葉が青…

晩秋の風景

少し前のことですが、群馬にて。雪とりんご。 なぜか摘果されていませんでした。なぜなんでしょう? もう十分に熟れていると思うのですが。

もう、12月……。

もう、12月……。びっくりです。 レストランのリースが、クリスマスが近いことを知らせています。この店、おいしいんですけど、うちの近所なんで、ここまで来られる方はあまりいらっしゃらないでしょうねえ。月が冴え冴え。 とりあえず、今度の土曜日、9日…

「児童文学なんてありませんっ!」

先日、「Be」の読書会でいただいた資料は、『人間と教育』(No.95、2017年9月号)に掲載された、赤木かん子さんの「児童文学なんてありませんっ!」という記事でした。連載第1回で「いまどき、児童文学なんてないんです……。」というタイトルがついています…

浦和レッズ、ACL優勝!!

最高の夜でした。

読書会『あしながおじさん』

昨日は川越の絵本カフェ、イングリッシュブルーベルさんで、子どもの本の古典を読む読書会がありました。課題本は『あしながおじさん』。 《 Ehon Cafe - English Bluebell - 》 今日のスイーツは、作品の中に登場する(らしい。じつは、そこまで読めなかっ…

「Be」読書会におじゃまして

水曜日、神楽坂の日本児童文学者協会で、児童文学の作家さんや編集者さんの集まる「Be」という読書会におじゃましてきました。課題本が拙訳『真夜中の電話、ウェストール短編集』だというご案内をいただいていたからです。

洋書の森セミナーのご案内

12月9日(土)15 〜 17時の予定で、神楽坂の日本出版クラブで、「翻訳を文学にするために」と題してセミナーをひらくことになりました。 (参加要項は以下のリンクから参照をお願いします。) http://www.shuppan-club.jp/wp/wp-content/uploads/2017/11/1e0…

はじめての海外文学 vol.3 展開中!

全国の書店横断企画、「はじめての海外文学」vol.3 が始まっています。 翻訳者70名が翻訳書を推薦し、賛同してくれた書店さんが棚を作ってくれています。 今年は一般の部にプラスして、児童書の部もできました。 くわしくはこちらを。 hajimetenokaigaibunga…

雲を見上げて

つい、雲を見上げたくなるような天気が続いています。 ユリノキとイチョウ。

ちょっと、そこまで。

起きたら快晴無風。暖かい。 一日、なんなら一泊でツーリング行きたいけど、時間なし。編集者さんの顔や、生徒たちの顔が浮かびます……。 で、ちょっと、そこまで。

再会

今日は、一年ちょっとぶりに、アメリカの若い友人と会ってきました。日本語を勉強し、アメリカの大学を卒業して、今は浦和で暮らし、埼玉県庁で仕事をしています。 彼と知り合ったのは、彼がわたしの翻訳した『エアボーン』(ケネス・オッペル作、小学館)の…

「BOOKMARK」09号

昨日に続いて、装幀の話題を。 (入手方法その他は、こちらを→ 金原瑞人オフィシャルホームページ BOOKMARK)

装幀家、城所潤さん講演会

25日水曜日、JBBY主催の城所潤さんの講演会に行ってきました。 城所さんは、主に子どもの本の装幀を手がけていらっしゃるので、わたしの訳した本も何冊か装幀していただいています。最新作の『オオカミを森へ』もそうです。

台風一過

昨日の写真。

金原瑞人先生、訳書500冊突破!

先週、弟子や共訳者有志による金原先生の訳書500冊突破記念パーティーが開かれました。残念ながら仕事で出席できませんでしたが、改めて、先生、おめでとうございます。 今から、もう30年近く前になりますが、バベル翻訳学院の先生の授業で課題になった作品…

民主主義を守るための選択を(再投稿)

衆議院の解散、そして選挙、ということになりました。どう考えても、安倍首相のやり方は姑息です。景気が落ち着いているのをいいことに、現政権の基盤を固め、安保法制改悪、海外派兵、改憲の路線を進もうとしていますが、経済は莫大な国債の発行による借金…

「ふさふさ」まつ毛 (翻訳勉強会5−1)

勉強会も九月から新しい課題でやっています。メンバーも少し入れ替わり、また新しい気持ちですね。 月曜日の会で、テキストにしている文章に、"heavy lashes" という表現が出てきました。当番だった方は「ふさふさのまつ毛」と訳したので、「いや、まつ毛は…

スコットランド土産

塾の教え子が、スコットランド留学から帰ってきたので、酒を飲みながら、いろいろ話を聞きました。おみやげはこれ。

やまねこ翻訳クラブ、インタビュー記事

現在、設立20周年記念イベントを精力的に展開されている「やまねこ翻訳クラブ」のサイトに、インタビュー記事を載せていただきました。ありがとうございます。リンクを貼っておきます。 →( やまねこ翻訳クラブ:原田勝さんインタビュー )

雨模様

きれいに雨粒のレースができるものです。おみごと!

ケルト市@浅草

今日は、浅草のライオンスタジオで開かれた「ケルト市」に行ってきました。アイルランドにまつわる物産がいろいろ販売されていました。 じつは、高校の軟式テニス部の同期が出店していたので、彼に会いにいって、なにかいいものがあれば買ってこようという目…

秋空の下

仕事のあいまに散歩。この夏で2キロ近く太ってしまいました。やばい。 まずはパンパスグラス。今、南米のお話を翻訳しているので、ちょっとこじつけて。和名は「シロガネヨシ」というらしいです。秋空に白い穂が涼やかです。息子が通った近所の幼稚園は、ち…

カズオ・イシグロ、ノーベル賞受賞!

いい知らせです。どうも日本のマスコミは、「日本生まれの……」とか、「川端、大江に続く……」とか言いたくなるようですが、彼の素晴らしい作品を、土屋政雄さんという素晴らしい翻訳家の文章で、たくさんの日本人が読んでくれるだろうということが何より喜ば…

『わたしがいどんだ戦い 1939年』

面白そうだと思って原書をとりよせたのに、読み切れないでいるうちに訳書が出てしまったシリーズ、第?弾!