翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

洋書の森セミナーのご案内

 12月9日(土)15 〜 17時の予定で、神楽坂の日本出版クラブで、「翻訳を文学にするために」と題してセミナーをひらくことになりました。

http://www.shuppan-club.jp/wp/wp-content/uploads/2017/11/1e05e52cd47503644aba590790ec09e7.pdf

(参加要項は以下のリンクから参照をお願いします。)

http://www.shuppan-club.jp/wp/wp-content/uploads/2017/11/1e05e52cd47503644aba590790ec09e7.pdf

 

「文学にするために」という、仰々しい題がついていますが、意図的に仰々しくしてみました。

 なぜかというと、日本の作家が書いた文学も、翻訳文学も、読者にとってはおなじ「文学」であるのに、翻訳者にその自覚がないと、とても「文学」とはいえない出来の作品を提供することになってしまうからです。これは自戒をこめて言ってますが……。

 でも、そうはいっても、文構造や語源の異なる語句のやりとりが多い翻訳で、文学としての作品を再現することは、なかなかむずかしいことではあります。そこでとりあえず、「文学」として成立させるために、たとえばどういう点に留意したらよいかを、自分の過去の翻訳を例にあげて話そうと思います。

 

 そのあと、クリスマス会もありますので、そちらもぜひどうぞ。

 

(M.H.)