12月7日(土)に、神保町の出版クラブで、洋書の森主催のセミナーをひらきます。題して「美しい本を訳す──児童書・YA翻訳の多様性」。
詳細・お申し込みは下記のリンクより。
今年は偶然、挿絵や写真入りの訳書を3冊続けて出すことができました。この3冊を題材にして、児童書やヤングアダルト作品翻訳の魅力を伝えられたら、と思います。
そう、どれも「美しい本」だと思います。児童書・ヤングアダルトというジャンルは、中味によるくくりというよりは、読者対象年齢による区分という側面があり、扱う本のタイプは多岐にわたります。実際、今年出した訳書は、ほかに絵本が2冊あるのですが、それも物語と科学よみもので、まったくタイプのちがう本でした。
テイストのちがう本をいろいろ訳すのはむずかしい側面もありますが、それよりも、楽しいことのほうが多い。なんといっても、絵画や写真と組み合わせでできた本を手にした時の喜びは格別です。
そんな思いを中心に、それぞれの作品のテキストの違いから、翻訳の際に留意したことも、できるだけ具体的にお話する予定です。多くのみなさんの参加をお待ちしています。
そのあと続けて、出版クラブ内で交流会も開かれますので、そちらもぜひご参加ください。本の販売・プレゼントもします!
(M.H.)