翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

第八回日本翻訳大賞、推薦受付中

 今年も日本翻訳大賞の推薦時期がやってきました。相変わらず、まったく読めていないこの1年だったので、とにかく、推薦受付中であることをお知らせします。ひとりでも多くのみなさんが推薦されますように。

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推薦はこちら | 日本翻訳大賞 公式HP

 

ツイッターはこちら。

日本翻訳大賞(@nihonhonyakut)さん | Twitter


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「わたしは〇〇のように話す」

 先週の木曜日、所用があって神保町に行った際、「ブックハウスカフェ」さんにおじゃまして、訳書『ぼくは川のように話す』にサインしてきました。よろしかったら。

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(ブックハウスカフェさんのインスタから
https://www.instagram.com/p/CZBIQcop9Ie/ )

 

 なぜ「わたしは〇〇のように話す」と書いたかというと、

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『戦争と児童文学』(繁内理恵著、みすず書房)

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 著者の繁内さんは大阪府の公立図書館の職員で、2005年から「児童文学書評ブログ、おいしい本箱 book cafe」に書評を書いていらっしゃる方です。

【 児童文学書評 おいしい本箱 book cafe | 児童書・YA・絵本、もちろん大人の本もたくさん紹介します。】

 月刊「みすず」に連載されていた戦争と児童文学についての評論を一冊にまとめたのがこの本。

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今年もどうぞよろしく。

 塾の冬期講習、帰省して年越し、冬期講習残り、とばたばたしているうちに、年があけてしまいました。年賀状を出したつもりで出していない方がいるかもしれず、出したのに、また出してしまった方もいるかもしれず、失礼ご容赦ください。

 家内の実家がある愛媛に帰省していました。去年はコロナで帰れなかったので2年ぶり。オミクロンの流行しはじめる直前で、きわどかったですが、親戚のかわいい子どもたちにも会えてよかった。『バーナバスのだいだっそう』をおみやげにしましたが、果たして楽しんでくれるかどうか。

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 元旦。新居浜から見た石鎚山。西日本最高峰です。北に山がある神奈川で育った自分には、新居浜に行くと、南に山があるので角を曲がるたびに方向がわからなくなる……。

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「BOOKMARK」19号、鈍器本特集

 海外文学の紹介リーフレット、BOOKMARK19号がとどきました。いわゆる「鈍器本」、分厚い本特集です。

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 金原先生の巻頭言と、桜庭一樹さんの寄稿文がいいです。今回、いつもとちょっとちがうのは、本の厚さを誇示するように、背表紙やら、立てて並べたものやらの写真が入っていること。

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浦和レッズ、祝天皇杯優勝、ACL出場権獲得!

 というわけで、昨日は今季最後のレッズ戦。土壇場で待っていたドラマチックな展開、もう最高でした。朝から家内と二人で初の新国立競技場へ、2時からの試合、表彰式、帰ってビデオで復習……。幸せです。

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 3階席でしたが、とても見やすい。足元の狭さは、見やすさを確保するための傾斜をつけるために仕方ないのかなあ。

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『ぼくは川のように話す』やまねこ賞!

『ぼくは川のように話す』が、やまねこ翻訳クラブの第24回やまねこ賞(絵本部門)に選ばれました! やまねこのみなさん、ありがとうございました!

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 昨年の読み物部門で『コピーボーイ』が第1位に選ばれたので、2年連続となりました。子どもの本の翻訳に関わっているみなさんの投票で選ばれることは、たいへん光栄です。

 

 なお、読み物部門の第1位は『詩人になりたいわたしX』(エリザベス・アセヴェド作、田中亜希子訳、小学館)。そのほか、投票結果は下のリンクから。

www.yamaneko.org

(M.H.)

ル=グウィンの物語作法、"Steering the Craft" を読む。

 先日の読書会の課題本が、アーシュラ・K・ル=グウィンの『影との戦い』だったので、ル=グウィンの物語作法の本を購入し、あちこち拾い読みしていますが、翻訳に通じるところがたくさんあって、おもしろい。

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 第1章は、1. the sound of your writing というタイトルで、音の話。翻訳でも、何度も自分の訳文を読み直せ、と言いますが、この章の始まりは、

"The sound of the language is where it all begins. The test of a sentence is, Does it sound right? The basic elements of language are physical ... "

となっています。

"Most children enjoy the sound of language for its own sake.

とも。("Steering the Craft”、p.1,  (c)1998 by Ursula K. Le Guin)

 

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『ぼくは川のように話す』日本YA作家クラブ記事

 日本YA(ヤングアダルト)作家クラブのインタビュー記事で紹介していただきました。

 リンクはこちら。

インタビュー 翻訳家の原田勝さん 『ぼくは川のように話す』では、幾千もの水面の光に照らされながら、少年の心の変化を一緒に体験できて……こ、これは「エモい」です!

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 記事をまとめてくださった、日本YA作家クラブの梨屋アリエさん、いつもありがとうございます。梨屋さんからは、「川のように」というと、ゆったりと流れる川をイメージするのだが……、という質問があったのですが、それに対するわたしの答えは……。

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