翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

入管難民法の改悪、五輪開催(ほか、いろいろ)に反対します。

 コロナでいろいろ大変な時に、自公政権のやろうとしていることは、民主的・大局的判断にことごとく反していて、あきれるばかりだが、あきれてばかりではいけないので少しは意見表明をしておかなければと思います。

(1)まず、入国管理法の難民に関する扱いをさらにきびしくする法改悪には断固反対です。そもそも、国際化した今の世界で、宗教や思想信条によって国を追われた人を、他国が共同で受け入れようとしなければ、その人は命を失うわけです。難民である厳格な証明を本人に求めるのは無理な話で、そんなことができるのなら難民になっていないだろう。少し乱暴に言えば、数パーセントの便乗的な人々の入国があったとしても、国際的な難民の引き受け枠の一部を担うことは、人道的にはもちろんのこと、広く長い目で見れば日本の国益にもなることは明らかです。

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(写真は4月25日、埼玉スタジアムにて。)

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『おれの墓で踊れ』映画化!

 イギリスのYA作家で児童文学の研究者でもあるエイダン・チェンバーズさんの作品、『おれの墓で踊れ』が、フランスの映画監督、フランソワ・オゾンによって映画化されました。それが『Summer of 85』のタイトルで、8月20日、日本でも公開されます。

summer85.jp

 このころには映画館にふつうに入れるようになっていてほしい。

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『兄の名は、ジェシカ』読書感想文課題図書に選定されました。

『兄の名は、ジェシカ』(ジョン・ボイン作、拙訳、あすなろ書房)が、第67回読書感想文の高校の部の課題図書に選定されました。去年の『キャパとゲルダ』に続いて、今年もたくさんの高校生に読んでもらう機会ができてとてもうれしい。

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訳書リスト11(51〜54冊目)(更新)

 54冊目です。

(54)『春のウサギ』

 (ケヴィン・ヘンクス作、大澤総子共訳、小学館、2021年4月21日初版発行、1400円+税)

  "Sweeping Up the Heart", Written by Kevin Henkes, 2019

 アメリカ・児童書

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〈オビ語録〉

「自分のことをわかってくれる人はいますか?」

「傷つきやすい少女の気持ちによりそう優しい物語」

「この世界に自分の居場所はあるんだろうか? わたしはどんな大人になるんだろう? 待ちのぞんでいる人生はいつになったら始まるの? ──いろんな疑問が、アミーリアの胸をいっぱいにした。」

「迷いながらも少しずつ前に進みたい」

 

 編集は喜入今日子さん、装幀はアルビレオさん、装画・挿絵は芳野さん、印刷は萩原印刷(株)、製本は(株)若林製本工場です。

 みなさん、ありがとうございました!

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今年のレッズは……

 リカルド・ロドリゲス監督(我が家ではリカちゃんと呼んでいる)を徳島から迎えての序盤、少しずつ戦術が浸透してきて、勝ち点を拾えるようになり、鹿島、清水、徳島と三連勝。磐石の勝ち方ではないけれど、毎回見るのが楽しい試合が続いています。移籍組(小泉佳穂(よしお)(我が家では、かほちゃんと呼んでいる)、明本、西)、若手(伊藤、武田、藤原)がそれぞれの特徴を出しているのがうれしい。武田と藤原の青森山田コンビは怪我を早く治してね。

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 まだ2試合しか見に行けていないが、雨の中惨敗の川崎戦も戦い方が見えて面白かったし、徳島戦はお互いにいいサッカーを展開した監督の古巣対決に勝ててよかった。

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翻訳勉強会、リモートもいいぞ。

 コロナの流行に伴い、主宰している勉強会二つは、どちらも昨年からリモートになりました。そうすると、ただでさえ発言がしづらくなる上に、会が始まる前の、三々五々、集まってきたメンバーで交わしていた雑談や、終わったあとのお茶や飲み会がしづらくなりました。また、新しいメンバーの人柄がわかるのにも少し時間がかかります。

 それで、このあいだから、初めの10分、15分を、一人ずつ順番に自己紹介や本・映画の紹介にあてることにしたのですが、これがなかなかおもしろい。時には、訳文の検討よりずっと楽しい!(笑)

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(近所の桜。もう、これはずいぶん前の写真)

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山の上にはまだ桜

 うちから1時間の白石峠まで、車検も終わって購入9年目に入るW400を走らせました。平地の桜は散りましたが、比企の山々は新緑と桜のパッチワークがみごとです。

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 ときがわから白石峠へ登る途中で。ほんとうは、あたりの山の斜面を撮りたかったのですが、道狭いし、止めると邪魔だし……。

 

 さあ、仕事。

 

(M.H.)

 

読書感想画

 第32回読書感想画中央コンクールの受賞作を使ったカレンダーが送られてきました。課題図書だった拙訳『月でたんじょうパーティーをひらいたら』を読んで描いてくれたのは、横浜の小学6年生、佐々木菜結さん。

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 受賞作だけあって、すばらしい。小学校6年生でこれだけ絵が描けたら、というか、こういう絵にしようというイメージが頭の中に浮かぶことがいいなあ、と。カレンダーでは7月の絵になっています。ピニャータ割りで出てきた(?)色とりどりの紙テープが、どこか七夕飾りを思わせますね。7月、ぴったりです。

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