翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『ペーパーボーイ』『コピーボーイ』

水曜日に、書評家の豊崎由美さんと翻訳家の三辺律子さんが、月刊 ALL REVIEWS で、『ペーパーボーイ』(ヴィンス・ヴォーター作、拙訳、岩波書店)をとりあげてくださいました。これがとってもいい対談で、自分で訳していながら忘れかけていたあちこちを思い…

訳書リスト12(56〜60冊目)(更新)

56〜60冊目です。 (60)『おばあちゃんのにわ』 (ジョーダン・スコット文、シドニー・スミス絵、偕成社、2023年6月19日初版発行) "My Baba's Garden" (2023, text by Jordan Scott, illustration by Sydney Smith) カナダ・家族・絵本 〈オビ語録〉 …

『お日さま おそい みんなも おそい』

今日も絵本の紹介です。 『お日さま おそい みんなも おそい』(フィリップ・C・ステッド文、エリン・E・ステッド絵、金原瑞人訳、カクイチ研究所/ぷねうま舎) あんまりきれいに写ってませんが、タイトルや著者・訳者名は箔押しです。 原作者は『エイモ…

こちらも、『おばあちゃんの にわ』

先日、この月曜日、6月19日に刊行された、拙訳『おばあちゃんのにわ』を紹介しましたが、じつは、5月に横山和江さん訳の同タイトル『おばあちゃんの にわ』(ドーン・ケイシー文、ジェシカ・コートニー・ティックル絵、横山和江訳、出版ワークス)という絵…

『子どもの読書を考える事典』(朝倉書店)

5月に刊行された『子どもの読書を考える事典』(朝倉書店)が届きました。 この本は、「つくる」「読む」「つなぐ」という三つの視点から、子どもの本と読書についてさまざまな人の考えを集めた事典です。詳しくは以下の版元ドットコムのリンクから、目次や…

オーストラリア学会シンポジウム

昨日、6月17日(土)の午後、みなとみらいにある神奈川大学のキャンパスで開かれた、オーストラリア学会の第34回全国研究大会の第1日目、豪日交流基金助成シンポジウム「オーストラリア児童文学と日本」にお招きいただき、ガース・ニクス、モーリス・グライ…

新刊予告『クロスオーバー』7月12日刊行

来月出る訳書です。岩波書店のYAレーベル、STAMPBOOKSから、詩物語形式の作品『クロスオーバー』が刊行されます。 YA向けの詩物語を多く発表しているクワミ・アレグザンダーの2014年の作品。とりあえず、このポップなカバー絵をお見せしたくて! 『兄の名は…

新刊絵本『おばあちゃんのにわ』

『ぼくは川のように話す』のペア、ジョーダン・スコット(文)とシドニー・スミス(絵)の新しい絵本が、偕成社より、6月19日に発売されます。 タイトルは『おばあちゃんのにわ』。タイトル文字は、今回も荒井良二さん。 https://www.kaiseisha.co.jp/books/…

『生命の樹』6刷見本

チャールズ・ダーウィンの生涯を描いた絵本、『生命の樹』の6刷見本が届きました。うれしい。作者はピーター・シス。昨年、今年と、日本で展覧会がひらかれていることも助けになっているのかな。