翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

『お日さま おそい みんなも おそい』

 今日も絵本の紹介です。

『お日さま おそい みんなも おそい』(フィリップ・C・ステッド文、エリン・E・ステッド絵、金原瑞人訳、カクイチ研究所/ぷねうま舎)

 あんまりきれいに写ってませんが、タイトルや著者・訳者名は箔押しです。

 原作者は『エイモスさんが かぜを ひくと』でコールデコット賞を受賞しているステッドさんご夫妻。動物たちの月夜の冒険、とまでも言えない冒険の話。絵がやさしい。やさしいというか、うん、やさしい。火曜日に紹介した『おばあちゃんのにわ』2作のどちらともテイストが異なる画家の絵です。当然ですけど。

 今日が発売日らしい。

 金原先生には、翻訳学校で教わり、最初にリーディングを紹介してもらい、そこからわたしの翻訳者生活がスタートしました。訳した本はいつも献本させていただいています。きっと同じことをしている翻訳者がたくさんいるのでしょうし、出版社からの献本も押し寄せるだろうから、先生の家には毎日のように本がとどき、置き場所に困っているだろうと思いながら……。

 

 今回は、『おばあちゃんのにわ』を送ったところ、先生の訳された絵本が返ってきました。うれしいやりとりです。先生、ありがとうございました。

 

(M.H.)