翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

『コピーボーイ』4月25日(土)朝日新聞書評

 今朝の朝日新聞、「子どもの本棚」に、さくまゆみこさんが『コピーボーイ』(ヴィンス・ヴォーター作、拙訳、岩波書店)の紹介を書いてくださいました。「若い読者にも、困難を乗り越えて未来を信じる力を与えてくれそうだ。」とあります。さくまさん、ありがとうございます!

 朝日をとっていない方は、たぶん、しばらくすると、ウェブで読めると思います。今は有料記事だけだと思いますが。どうぞよろしく。

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 そして、一緒に紹介されている本や記事を読んでみると、これが、面識のある方ばかりでびっくり。

 『ふたりの約束 アウシュヴィッツの3つの金貨』(ブニーナ・ツヴィ、マーギー・ウォルフ文、イザベル・カーディナル絵、西村書店)は、金原先生の翻訳で、広松由希子さんのご紹介。

『おひめさまになったワニ』(L・A・シュリッツ作、B・フロッカ絵、福音館書店)は、中野怜奈さんの翻訳で、越高一夫さんのご紹介。

 

 まあ、ここまではわりかし狭い児童書翻訳業界なので、ありがちではあるのですが、さらに、左側に載っている、「今こそ 子どもの権利」という見出しの記事を読んでいくと、『ワニブタ絵本ガイドブック』が紹介されていました。「子どもと文化のNPO Art.31」(長野県)作成とあります。子どもの権利条約の普及を目指す団体が、条約をやさしく解説した本ということです。記事を読んでいたら、「同法人の大屋寿朗代表は『緊急事態の時にこそ、大人は子どもの声に耳を傾け、尊重する姿勢を忘れてはいけない……」とありました。

 そうですね。学校が休校だと、いろいろなことが起きると思います。

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 ああ、そして、大屋寿朗さんというお名前を、どこかで見た記憶があり、調べてみると、名刺をいただいていて、以前青年劇場が『弟の戦争』を舞台化した時にお世話になった方のようでした。(ちょっと、その時の記憶が薄れています……)長野のNPOでご活躍のようです。

 なんと、こんなことがあるものなのですね。

 

 

 さあ、みんな、本を読もう! そして、子どもたちにも目を配ろう!

 

 

(M.H.)