来月出る訳書です。岩波書店のYAレーベル、STAMPBOOKSから、詩物語形式の作品『クロスオーバー』が刊行されます。
YA向けの詩物語を多く発表しているクワミ・アレグザンダーの2014年の作品。とりあえず、このポップなカバー絵をお見せしたくて! 『兄の名は、ジェシカ』でもお世話になった一乗ひかるさんの絵です。かっこいい。
もう予約受け付けてます。
https://www.iwanami.co.jp/book/b628045.html
バスケットボールシーンの切れ味のいい描写を楽しんでほしいですが、主人公の13歳になる双子の男の子たちの微妙な心の揺れも描かれています。全編、いわゆる詩らしい詩というわけではなく、散文に近い形式で物語を落ち着かせながら、ここぞというところでリズム感のある文体に切り替わります。文字数は少なくて読みやすいけれど、逆に一語一語、言葉の力を感じさせる、とてもいい作品。
ニューベリー賞受賞、世界累計販売数は200万部超らしい。 これが原書です。左はコミック版。
実写版のドラマシリーズもこの四月からDisney+で視聴可能になってます。原作からアレンジされていますが、主人公の兄弟がかわいい。
書きたいことは山ほどあるけれど、とりあえず、予告ということで。
どうぞよろしく!
(M.H.)