岩波書店のレーベル、STAMP BOOKS より、アメリカの作家、クワミ・アレグザンダーの詩物語『クロスオーバー』が本日発売です。どうぞよろしく!!
左が原書。訳書は一乗ひかるさんの装画でポップに仕上がりました。
バスケ大好きの双子の兄弟と両親、一家四人の日常、臨場感あふれるバスケの試合の様子、そして……。ヒップホップ調の詩形式のページと、少し落ち着いた語り口と、場面によって使い分けながら物語は進んでいきます。
おもしろいですよ。ストーリーと言葉のリズムを、ぜひお楽しみください。
岩波書店のこちらのページから、冒頭の数ページが試し読みできます。
https://www.iwanami.co.jp/book/b628045.html
最初のページはこう。
なお、Disney+ のドラマも現在放映中ですので、視聴可能な方はぜひ。いろいろアレンジされていますが、主人公二人がとても生き生きと演じられていて、魅力的。
また、Diseny+ では、作者名が「クワメ・アレクサンダー」と表記されていますが、この本では「クワミ・アレグザンダー」と表記しました。アメリカの Teaching Books というサイトで、作家本人が自分の名前を発音したり、由来を説明したりしているページがあるのですが、その発音を再現しています。サラミに例えたコミカルな説明で、彼の人柄がにじみでています。
https://www.teachingbooks.net/pronounce.cgi?pid=1831
今後、彼の作品が翻訳出版されるかどうかわかりませんが、ぜひ、こちらの表記に統一してほしい。表記がゆれると書籍の検索からもれてしまうからです。上に挙げたサイトは児童書・YAの作品を、学校などの教育現場で活用するための情報が満載です。日本でもこういうサイトがあるといいのですがね。
その中で、英米の児童書・YA作家が、自分の名前を発音しているページがあるのです。作者の肉声が聞けるのも魅力。ご興味がある方は、いろいろな作家の名前を、作家自身の紹介で楽しんでみてはいかがでしょう。
https://www.teachingbooks.net/pronunciations.cgi
(M.H.)