翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

『バーナバスのだいだっそう』2021年度、カナダ児童文学賞、大賞受賞!

『バーナバスのだいだっそう』の原作、"The Barnabus Project” (by the Fan Brothers)が、10月29日、Cnadaian Children's Book Centre選出の、カナダ児童文学賞(TD Canadian Children's Literature Award)英語部門の大賞に選ばれました。

bookcentre.ca

 作者のファン・ブラザーズ、そして関係者のみなさん、おめでとうございます! 2020年度のカナダ総督賞に続いての受賞です。この賞は、2004年にTD Bank Groupの後援を得て、Canadian Children's Book Centre が始めた賞で、12歳以下が対象の本で、かつ、作者がカナダ人(絵本の場合は絵もテキストも)、カナダで出版された本という条件があります。多言語国家のカナダらしく、英語部門、フランス語部門、それぞれに選出されます。

 ほかの英米の賞は、作者の国籍は自由なものが多いので、そういう意味では、新しいカナダ人作家の育成を考えているんでしょうね。カナダの作家が外に出て活躍することは、すでにできる状況だと思うので……。また、ヤングアダルト本が対象にならないのも、最近の文学賞の流れからいうと逆に特徴的かもしれません。

 

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 今のところ「カナダ総督賞」のシールが貼ってありますが、もひとつ貼れるといいな。

 

 以下は学研さんのインスタです。最後のページにバーナバスたちの人形がおいてあります。かわいいよ。

 
 
 
 
 
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(M.H.)