『バーナバスの だいだっそう』9月24日、学研プラスより発売予定です。どうぞよろしく。
NetGalley(ネットギャリー)での一部公開が始まりました!
バーナバスは、ゾウとネズミの遺伝子を掛け合わせて作られた人工ペットですが、不良品のレッテルを貼られ、「作り直される」運命に。でも、バーナバスは、同じ「できそこない」の仲間たちと力を合わせ、地下工場からの脱出を図ります。果たして……?!
わたしがファン兄弟の絵本を翻訳するのは、『夜のあいだに』(ゴブリン書房)に続いて2作目ですが、テリー、エリックに、今度はデヴィンが加わり、3兄弟で作った絵本です。前にもご紹介しましたが、本作は2020年度のカナダ総督賞(絵本部門)を受賞しています。
この本の魅力は、なんといっても、バーナバスをはじめとするユニークな人工ペット、つまり人工生物たちの造形です。20種類を超えるキャラクターが、ファン兄弟のすばらしいイラストで描かれています。ストーリーを追って読んだあとも、ページのあちこちにペットたちを探したり、それぞれの名前を突き止めたりと、何度も楽しめる絵本です。
お絵描きにももってこい。自分が子どもだったらひとつひとつ描いてみますね。どれも可愛いペットたちばかり。「できそこない」なのですが、じつは、商品化されたやつらより、断然「できそこない」のほうがかわいいんですよ。いずれ、いくつか紹介できればと思っています。
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(M.H.)