翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

フェロー・アカデミー、通信講座募集はじまりました。

 来年1月から、フェロー・アカデミーの通信講座で、半年6回分の添削講座(+オンライン1回)の講師を務めます。今日から募集が始まりましたので、ご興味のある方はこちらを。

www.fellow-academy.com

 

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 講座概要はフェローのHPを参照ください。

 課題文は、今までの2期と同様に、全6回を3回ずつにわけ、それぞれ短編を通読した上で部分訳を提出してもらいます。課題作は写真にあるように、エイダン・チェンバーズの短編集から、ちょっとミステリアスな短編と、カナダの児童文学・YA作家ティム・ウィン=ジョーンズの、少年たちの交流を描いた『スタンド・バイ・ミー』っぽい短編をあつかいます。

 今までの2期もそうでしたが、雰囲気のちがう短編を訳しわけるのはとてもおもしろいですよ。あ、ウィン=ジョーンズの作品は、男の子三人のお話ですが、そのうちの一人は同じカナダの作家仲間、ケネス・オッペルがモデルらしいです。

 前回は2作とも女の子が主人公だったんですが、今回はどちらも男の子が主人公。そのあたりも楽しみ。未訳作品なので、なんだか自分が楽しみにしています。チェンバーズの短編集は、最初はタイトルになっている "Kissing Game" を教材にしようかとも思ったんですが、これねえ、ラストが、あっとおどろくラストで、いや、それはいいんですけど、ちょっと怖くて、やめました。怖いの好きな人は読んでみてください。

 

 どうぞよろしく。あ、あまり大勢見られないので、いちおう選抜テストがあります。すみません。

 

(M.H.)