拙訳『ぼくは川のように話す』を紹介してくださっていることをきかっけに知った(あるいは前から存じ上げている)全国書店紹介。11店めは、熊本は阿蘇にある「子どもの本の店 竹とんぼ」です。
このお店は、翻訳家の小宮由さんのご両親が経営しているお店で、その小宮さんのコラムが載っている、三鷹の森ジブリ美術館の季刊誌「トライホークス」がつい2、3日前にとどいたと思ったら、昨日、竹とんぼさんのTwitterで、『ぼくは川のように話す』を紹介いただきました。なんたる偶然。HPはこちら。
#ぼくは川のように話す
— 子どもの本の店 竹とんぼ (@taketonbobooks) 2021年9月24日
久しぶりに読んでいて鼓動が速くなる、まるで短編映画を見ているような絵本に出合う。
吃音の少年のある日の出来事。
色んな思いを巡らしていた幼少期の感覚が蘇るようで懐かしく、最後の開放感は心の奥底まで沁み入ります。#ペーパーボーイ の #原田勝 さん翻訳 #偕成社 pic.twitter.com/tBG8En1R28
ジブリのトライホークスは、コロナ禍になってからはウェブで読めるようになりました。小宮さんの記事が載っている最新64号はまだアップされていませんが、もうすぐ読めるようになると思います。この中に、子どものころに「夢中になってよんだ本」というテーマの記事が連載されているのです。小宮さんは、息子さんへの『ドリトル先生』シリーズの読み聞かせのお話を書いてらっしゃいます。いい話。(わたしが寄稿した61号は読めますので、ぜひ。)
竹とんぼさんは、熊本県の阿蘇山の西側にあるのですが、2016年の熊本地震で道路が通行止めになり、大変だったようです。当時、お店の応援Tシャツが発売されたので、うちも買いました。『おばけかぞくのいちにち』の西平あかねさんの絵が胸に入ってます。これ。(家内がまだだいじに着てます)
なぜ阿蘇山麓なのかというのは、小宮由さんのお母様、楠緒(なお)さんが、トルストイの翻訳で有名な北御門二郎さんの娘さんで、北御門さんは熊本出身で……というようなご事情があるようです。開業されてもう30年以上。あまりくわしくはないので、これ以上はやめておきます。
阿蘇は愛媛に住んでいた若いころに、仲間とバイクのツーリングで一度、結婚してから家内と二人でもう一度訪れています。早朝の草千里が記憶に残っています。火山性のガスでちょっとやばかったけど……。九州、また行きたい。
(M.H.)