ルヌガンガ(Lunuganga)、ってどういう意味だろう、とまず思いますよね。アルファベットを見た時に、もしかして、Languageのアナグラムかと思って並べ替えてみたんだけれど、ちょっとちがう。で、HPを見たら、スリランカの建築家、ジェフリー・バワが50年かけて作った庭園邸宅の名前なのだそうです。うーん、やっぱり独立系の書店さんの店名はただものじゃない。イベントもよく開かれているみたいです。
HPのメッセージ。
私たちは「売れている本が当たり前に並んでいる」事にこだわらず、さっと棚全体を見渡しやすいサイズ感を活かし、これまで触れることのなかった本との「未知との遭遇」の機会をお届けします。
思いどおりに、ことばがでてこないときは、どうどうとした、この川を思いうかべよう。
— 本屋ルヌガンガ (@lunugangabooks) 2021年8月7日
うずをまいて、あわだって、なみをうち、くだけている川を。
ー『ぼくは川のように話す』(ジョーダン・スコット文、シドニー・スミス絵) pic.twitter.com/SK0ye5Cj5U
この店も行ってみたいなあ。新刊書店で、カフェも併設のようです。
ツイッターではどんどん入荷した書籍を紹介していますよ。
【 本屋ルヌガンガ (@lunugangabooks) | Twitter 】
調べたら、2017年にクラウドファンディングで開業されているみたいです。この書店もやはり、ご夫婦で切り盛りされているようですね。その時のメッセージがこちら。
「街にとって掛け替えのないインフラである「街の本屋」の灯火を守るため、商いのやり方をきちんとアップデートさせた、地方で成立する「これからの街の本屋」に挑戦することとしました。」
そう、本屋はインフラです!
わたしは愛媛県新居浜市に8年ほど暮らし、家内の実家があるので、毎年帰っています。帰ってないのは去年だけ(泣)。今でこそ本四架橋ができたので、列車も車も橋をわたると多度津から松山にむかってしまいますが、昔は、東京─(新幹線)─岡山─(JR宇野線)─宇野─(宇高連絡船)─高松─(JR予讃線)─新居浜で、8時間かかってました。連絡船はちょうど一時間。必ず食べるうどんがおいしかった。今は本四架橋を通って6時間。でも、高松は通らなくなってしまいました。
愛媛でまた暮らすこともあるかもしれないので、高松にこういう書店があるのはうれしい……。
(本四架橋から見た瀬戸内海)
全国書店紹介は10店めになりましたが、書店のHPやTwitterなどを見ているうちに、どんどん仕事をやる気が出てきました。もう10軒くらい紹介できるかな?
あ、今、アマゾンを見たら、一時的に在庫切れで、価格が2500円とかなってますが、本体1600円+税で、1760円です。ぜひ、書店でお求めください。新刊で、もちろん絶版になってない書籍の定価を示していないなんて、アマゾンは不誠実です。
(M.H.)