翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

今年の埼スタ

 最終節は来週ですが、我が家は昨日が今年最後の埼スタ。

 今年は、中断、無観客を経て、段階的に観客を入れての開催でした。写真で数えてみると、7回出勤。シーズンチケットをもっているので、3分の1ですね。シーチケ代は半分は寄付。

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(12月12日 △0ー0 湘南ベルマーレ )

 なんだかすっきりしない、変なシーズンでした。フロンターレの優勝はすばらしいですが、降格があるシーズンなら、あそこまでぶっちぎりにはならなかったでしょう。下位チームは引き分け狙いのドン引きの戦術を今年はとる必要がなく、フレッシュな選手を次々に投入して(五人まで交代OK)、ダメ元でアグレッシブな玉砕覚悟の試合ができましたから。

 ところが、ここが面倒臭いところで、レッズの場合はなかなかそれができない。若手をダメ元で投入するのは、フィンケの時をのぞいて、昔からできないチームです。フィンケはあのままやってれば、おもしろかったと今は思うのですが。

  昨日、湘南戦のレッズは、攻め手が見出せず、むずかしい試合。引き分けは妥当でしょう。湘南は高いディフェンスラインと連動させた、前からのチェイスで奪ったボールからチャンスを作りました。うちも、その高いラインの裏へのスルーパスもねらいましたが、なかなかうまくいかず。平均身長の低い湘南に対して、コーナーからの杉本のヘディングは大きなチャンスでした。決めてほしかった。

 ハイライトは、なんといっても残り10分の武田英寿のリーグ戦初出場。中田英寿にちなんで名前をつけた世代が、もうプロになるんですねえ。青森山田からの加入で、まだ線は細いものの、足元のうまさは明らか。惜しいシュートも放ちました。今年の浦和はやはり攻撃的なMF、あるいはトップ下のテクニシャンの不在が大きく響きました。柏木の不調は明らか。最後は手術で離脱してしまいましたし。

 長澤、エヴェルトン、青木、柴戸は悪くないのですが、やはりどちらかといえば守備的MF。武田の出場は長く待たれていましたが、今年はルヴァンカップや天皇杯も試合数が減り、若手が出られる機会がなくなってしまったことが痛かった。思い切って、もっと早く使ってもよかったと思うのですが、4−4−2の2列目の中と考えると、サイドからトップにあてたり、サイドが切れ込んでいく戦術では使いづらかったのだろうと想像します。

 レッズではなかなか若手が伸びない傾向がありますが、来年は監督も変わるし、武田はもっと使って育ててほしい。武田と同時投入されたのが阿部というのも、なんだか象徴的です。阿部ちゃん、来年もやれるのかなあ。

 

 ざっと今年を写真でふりかえります。

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(2月16日 ルヴァンカップ ○5−2 ベガルタ仙台)

 

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(7月4日 △0−0 横浜マリノス 無観客)

 

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(9月20日  ●0ー3 川崎フロンターレ )

 

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(9月26日 ●0ー2 横浜FC )

 

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(10月4日  ●0ー1 名古屋グランパス )

 

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(10月24日  ○3ー1 セレッソ大阪 )

 

 

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(11月22日  ●1ー2 ガンバ大阪 )

 

 

 見に行った試合、だいぶ負けがこんでます。そう、ホームの勝率が悪いんだよなあ、今年は。

 

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(12月12日)

 

 来年もまた、どうにかスタジアムでの観戦ができますように。できれば、チャントや歌が許可される状況になりますように。やっぱり、拍手だけじゃいまいち気合が入らない……。

 

(M.H.)