先日、児童文学研究者で翻訳家の清水真砂子さんから、『ハーレムの闘う本屋』を読んでのコメントが、版元のあすなろ書房に寄せられました。その一部が、あすなろ書房のホームページに転載されています。
(→あすなろ書房【ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショーの生涯】)
清水真砂子さんは『ゲド戦記』の翻訳で有名ですが、大学で教えていらっしゃった期間も長く、エッセイや講演などでは、目を開かれるようなお話をたくさんされています。一度、講演を聴きにいったことがあるのですが、凛とした立ち姿で、内容は忘れてしまいましたが、聴いているこちらの背筋が伸びるような時間だったことを憶えています。
清水さんのお手紙が、あすなろ書房からFAXで転送されてきたのが、ちょうど、先月の川越の絵本カフェ(Ehon Cafe - English Bluebell -)での読書会の時に購入した、清水さんの著書『大人になるっておもしろい?』(岩波ジュニア新書)を読んでいた時だったので、びっくりしました。しかも、『ハーレム……』を絶賛されているので、訳者として、とても嬉しかったですね。
学校の先生むけの雑誌『クレスコ』の9月号に記事を書いてくださったそうなので、そちらも楽しみにしています。
『大人になるっておもしろい?』は、若い人むけの本ですが、われわれが読んでも気づかされることのとても多い本です。いずれ、回を改めて、中身の紹介をしたいと思います。(M.H.)