迷彩服とは、
例えばアオギリ(ではなくて)プラタナス(らしい)の幹の模様のように、草木の緑と区別がつきにくい模様の服のこと。
なんのために着るかといえば、ハンターが獲物に気づかれないように、兵士が敵に見つからないようにするためだ。
そして、獲物を、敵兵を、殺す。
息子には、ずっと迷彩柄の服は着せていなかった。ファッションだということはわかっている。背広だって、軍服から派生したものだというし。でも、どうしても、迷彩柄の服を着た自分の子どもの姿は見たくなかった。
たしか、高校生になって、迷彩柄のズボンをはいてもいいか、ときいてきたので、もう、自分がなにを身につけているかわかっているだろうと思い、ゆるしたのだった。
迷彩柄、ミリタリールック、と言っているうちはまだいい。
でも、迷彩服や軍服を着た若者が、町を誇らしげに歩く姿は見たくない。
「ふつうの国」になんかならなくていい。ほかの国とちがったやり方で国際社会に貢献する「特別な国」になる道はないのか?
野党は、そのビジョンを示して、海外派兵に異議を唱えてほしい。
とりあえず、アオギリプラタナスの幹の迷彩柄で思ったこと。(M.H.)