★昨日は土砂降りの雨の中、埼玉スタジアムに行ってました。最後、危なかったですが、レッズはFC東京に勝ち、とりあえずひとつ順位を上げました。堀体制になって、気のせいか、選手がのびのびやっているように見えます。ダービーには勝てなかったものの、シャペコエンセ戦もふくめ、3勝1分と復調しています。新加入のマウリシオが、いかにもDFらしい選手で最終ラインが安定しました。左右どちらでも蹴るし、パススピードが速く、リズムがよくなります。何より、堀監督が、少しずつ選手のローテーションをしていることがいい……。あ、これ書いてるときりがないので、この辺で。(2017年08月20日「再」再録)★
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつもこのブログを読んでくださっている皆さんはご承知の通り、わたしは浦和レッズのサポーターです。応援しはじめてから18年め。シーズンチケットは16年めになります。
福田の「世界でいちばん悲しいVゴール」も、土橋の「昇格Vゴール」も、ゴール裏で見ました。土橋のミドルシュートが弧を描いてゴールに吸い込まれるまでのコンマ何秒かは、今でもはっきりとまぶたの裏に焼き付いています。2004年の2ndステージ初優勝の時は、あの大量の紙吹雪を指定席においてまわるのを手伝いました。雨模様の国立のナビの初優勝も、埼スタでのACL優勝も(天皇杯の優勝だけは、いつも実家に帰省していて見ていませんが)、この目で見ました。
たぶん、イングランドやイタリア、ドイツ、南米には、そういうことを、もう3世代、4世代やり続けている人たちが、何百万人も、何千万人もいるんだと思います。
この回で例としてとりあげた『銃声のやんだ朝に』(ジェイムズ・リオーダン作、徳間書店、2006年)のサッカーシーンは、そういう人たちが読んでもうなずける、でも、初めて読んでもそれなりにわかる、そういう訳文にしたいと思って訳しました。
(ポーツマスFCのエンブレム)
残念ながら、この物語に登場する実在のフットボールクラブ、ポーツマスFCは、財政危機に陥って資格を剥奪され、今は、サポーターの基金で再建途上にあります。プレミアの三つ下のリーグで戦っているようですね。でも、サポーターの基金がチームの存続を支えたことを、熱烈なポーツマス・サポーターだった作者のリオーダンさんは、きっと天国で喜んでいるのではないでしょうか。
続きを読む