翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

「空色ブックガイド」

 4月から、読売新聞に「空色ブックガイド」と称して、なかがわちひろさんと交代で、毎月第4土曜日の夕刊にYA文学の紹介文を書かせてもらっています。

 今週土曜日、26日の夕刊はわたしの番。どの本をとりあげたのかは、新聞が出るまであかせないのですが、今日は、これまでにとりあげた本を紹介しておきます。

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 4月22日(土) テーマ「心の中」 (原田担当)

『わたしの心のなか』(シャロン・M・ドレイパー作、横山和江訳、鈴木出版)
『レイン 雨を抱きしめて』(アン・M・マーティン作、西本かおる訳、小峰書店)

わたしの心のなか (この地球を生きる子どもたち) レイン: 雨を抱きしめて (Sunnyside Books)

 

 

 5月27日(土) テーマ「絵はミステリー」 (なかがわさん担当)

『スピニー通りの秘密の絵』(ローラ・マークス・フィッツジェラルド著、千葉茂樹訳、あすなろ書房)
『しばしとどめん 北斎羽衣』(花形みつる作、理論社)

スピニー通りの秘密の絵 しばしとどめん北斎羽衣 

 

 6月24日(土) テーマ「冒険」 (原田担当)

『青春を山に賭けて』(植村直己著、文春文庫)
『シャクルトンの大漂流』(ウィリアム・グリル作、千葉茂樹訳、岩波書店)

新装版 青春を山に賭けて (文春文庫) シャクルトンの大漂流

 

 7月22日(土) テーマ「千年の恋物語」 (なかがわさん担当)

『ストーリーで楽しむ日本の古典 更級日記』(濱野京子著、佐竹美保絵、岩崎書店)
『源氏物語 宇治の結び』(荻原規子訳、理論社)

ストーリーで楽しむ日本の古典 (12) 更級日記 日記に綴られた平安少女の旅と物語への憧れ 

源氏物語 宇治の結び(上) 源氏物語 宇治の結び(下)

 

 

 

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 記事のイラストはすべて丹地陽子さんです。これがすばらしい。毎回テーマに合わせてタッチが異なり、そう来るか、って感じです。中高生記者のひと言も載ってます!

 

 なかがわさんもわたしも、翻訳物以外のものも紹介していますが、『源氏物語』は荻原規子「訳」になっていますね。古典の現代語訳も翻訳です。

 

 あさって、26日(土)の夕刊は原田の担当。

 どうぞ、お楽しみに!!

 

(M.H.)