「スタンド・バイ・ミー」
琵琶湖疏水への船の上げ下ろしをしていたという軌道、インクラインの跡。後ろ姿は息子です。
続きを読む★「再」再録も、これでおしまいです。ありがとうございました。考えながら仕事をするのは楽しいことです。なかなかその通りには行かないのですが……。(2017年09月23日「再」再録)★
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コラム「原田勝の部屋」の再録はこれでおしまいです。ただ、コラムそのものは、回によっては二度、三度と読んでいただいて役に立つものもあると思いますので、カテゴリーから遡って再読していただければ幸いです。
そもそもこのブログは、この再録のために始めたわけですが、ほぼ三日に一度再録記事をアップし、あいだを折々の思いや出来事で埋めながら、半年以上が経ちました。骨格になっていたコラム再録がなくなるので、毎日の更新はむずかしくなるかもしれません。
でも、自分から発信する場ができたことで、翻訳に関することだけでなく、身の周りのことや社会のことも、主体的に考える機会が増えました。これからも、あれこれ書いていこうと思います。よろしくお願いします。
また、もともとのコラムの執筆を勧めてくださった藤岡啓介先生、掲載してくださった(株)サン・フレアさん、毎回の編集をしてくださった友人で翻訳者の斎藤静代さん、そして読者のみなさんに改めて感謝いたします。
★最近はとくに、早くてうまい翻訳者になれればいいのに、と思うようになりました。でも、早くならない……。(2017年09月22日「再」再録)★
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この回は、翻訳においては、仕事が早いのが必ずしもいいことではないのではないか、という、言い訳じみた論を展開しています。いや、早くてうまければ、それでいいんですが、早いとまずくなるので、仕方なく、遅くてもそこそこうまい、を目指さざるを得ない翻訳者の遠吠えのような文です。
続きを読む★さて、文体をとりあげた最後の回ですが、原作者の文体と翻訳者の文体について少しふれています。翻訳者の場合は文体なのか、テクニックなのか、微妙なところですね。さらに、編集者さんの関与のことも……。(2017年09月19日「再」再録)★
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この回でとりあげたロバート・ウェストールの短編集です。表紙は宮崎駿さん。いいですねえ。イングランドって感じです。
ヤングアダルト、いや大人にも読んでほしい、ほんとうに面白い短編集です。これに続いて、野沢佳織さん訳のもう一冊の短編集も出ています。こちらもおすすめ。訳者の趣味の違いも出ていると思います。
遠い日の呼び声: ウェストール短編集 (WESTALL COLLECTION)
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★登場人物のバリエーションには、やはり作者の意図がこめられているはずです。中でも、三枚目の脇役は、そうとわかってせりふの処理をしないといけません。浮いちゃいけないけれど、目立たなきゃいけない。(2017年09月18日「再」再録)★
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この回でとりあげた『王国の鍵2 地の底の火曜日』の表紙。革装風のカバーをはずすと、表紙は黄色です。デザインは永松大剛さん(BUFFALO.GYM)。このシリーズは、カバーをはずすと明るい色が出てきます。大好きなデザインです。
こちらは原書。二種類あります。
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★英語の narrative は、「物語」でもあり、「語り口」「語りの」といった意味をもちます。narrate、narration と同根ですね。そう「書く、訳す」ではなく、「語る」のです。(2017年09月17日「再」再録)★
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原書と訳書の表紙。原書はいかにも寓話的ですが、訳書はファンタジー的と言えるかもしれません。
続きを読む9月20日発売です。よろしくお願いします。
ジェルレヴ・オンビーコさんのイラスト、最高です。うしろの雪の積もった針葉樹もきれいですねえ。わたしは若いころ、西シベリアに仕事で4ヶ月、それも秋から冬にかけて滞在した時、こういう針葉樹の森を見ましたが、ほんとーっに美しかった。ジェルレヴはフィリピンのイラストレーターさんなのに、よく描けるなあ。
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