昨日、アメリカの原作者への問い合わせメールの話を書いたと思ったら、まさにその昨日、今度は、「訳者にききたいことがある」というメールがアメリカの読者から届きました。
日本語で書かれたメールの差出人は、アメリカ人の大学四年生のCさん。高校から日本語を勉強していて、今は卒論発表を来月に控えているとのこと。そしてそのテーマがわたしの『エアボーン』の翻訳なんだそうです。
Cさんは、小さいころにカナダの作家ケネス・オッペルの "Airborn" を英語で読み、その後、わたしの訳した『エアボーン』を日本語で読んだそうです。しかも、これが日本語で読んだ最初の小説らしい。まあ、なんとうれしいことか。こんなことってあるんですねえ。外国の方に「あなたの訳書を読みました!」と言われるのはもちろん初めて。今後もないんじゃないかな。
Cさん、メールでお返事したように、なんでも質問してください。ああ、でも、「これ、誤訳じゃないですか?」っていうのは、できるだけ少なめに……(笑)。
(M.H.)