翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

「はじめての海外文学」フェア

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 先日、丸善の書店員さんが主催する「はじめての海外文学フェア」の第2回が、今年の11月に全国の書店で展開されることを知りました。

  友人の翻訳者の方から紹介いただいて、自分の訳書を推薦しましたので、いっそう楽しみです。60人の翻訳者が60作品を紹介する企画だそうです。「ビギナーさんへ」と「ちょっと背伸びしたい人へ」という2本立ててやるそうです。いきなり観念的な純文学を紹介されても、という人も多いでしょうからね。詳しくは上のリンクを参照してください。

 フェアを開いてくださる全国の書店さんを募っているそうです。ぜひ!!

 

 ここのところ、日本翻訳大賞、BOOKMARK と、海外文学に光を当てようという企画(両方とも、わが師匠の金原先生がからんでるのがさすがです。)で、翻訳文学がたくさんとりあげられています。しかも、英語以外の言語からの翻訳作品も多くとりあげられて、出来の悪いロシア語学科卒としてもうれしいです。文学で広く海外とつながろうとする気持ちはとても大事だと思います。

  訳者としては、せっかく手にとって読みはじめてくれた読者に、なんだこりゃ、って言われないような仕事をしつづけないといけません。

(M.H.)