昨日は、神楽坂の日本出版クラブで、洋書の森のクリスマス会がありました。
「洋書の森」は、9年前にできた翻訳権の空いている洋書の貸し出しシステムです。神楽坂の日本出版クラブの事務局の中に本棚があり、会員になれば各エージェントから送られてくる原書を借りることができます。
ふつうは原書を手に入れても、その本の翻訳権が空いているかどうかわかりませんから、訳したい本を探している翻訳者には、最初から翻訳権が空いているとわかっている本を借りることができる、とてもありがたいシステムなのです。ここから、9年間で30冊の本が翻訳出版されています。また、年に数回、翻訳に関連するセミナーもひらいています。昨日は越前敏弥さんのセミナーがあったので、越前さんもパーティーに出席されていました。
洋書の森の関連URLは以下の通り。
http://www.shuppan-club.jp/wp/wp-content/uploads/2014/07/yousho1.pdf
https://www.facebook.com/youshonomori
大学の軟式テニス部で同期だった翻訳者の斎藤静代さんが、ボランティアで洋書の森の運営を手伝っている関係で、わたしも当初から機会があれば顔を出していました。このブログのきっかけになった、コラム「原田勝の部屋」も、洋書の森の発起人の一人である、藤岡啓介先生に声をかけていただいたことが始まりです。
昨日も、藤岡先生、斎藤さんをはじめ、翻訳に関わる旧知の皆さんとお会いできて、気持ちを新たにすることができました。ここのところ、このクリスマス会が一年の締めくくりの行事になっています。出版クラブのSさんと、バイク談義もできましたし……。
来年も、また、がんばろう。
(M.H.)