翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

4月2日は国際子どもの本の日

 4月2日はアンデルセンの誕生日であり、「国際子どもの本の日」。ということで、毎年、IBBY(国際児童図書評議会)では、ポスターとリーフレットを作っています。今年はラトビアが担当国だそうで、ポスターアートを同国のレイニス・ペーテルソンスさんが、リーフレットのメッセージを、イネセ・ザンデレさんが担当しています。

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(JBBYのホームページはこちら。http://www.jbby.org/news/index02.html#post-582 )

 

  ザンデレさんのメッセージ、「本の中では、小さいものが大きい」は、わたしが翻訳をさせてもらいましたが、これが、とってもいい文章なんです。子どもの本に携わっている者が勇気づけられる文章でもあります。

 

 最後のところを抜粋します。

 子どもの本には、小さいもののもつ偉大さへの敬意がこめられています。読みかえすたびに新しくなる世界と、遊び心あふれる美しい誠実さが描かれています。そして、その誠実さなくして、子どものための文学だけでなく、あらゆるものは、ただの空虚な見せかけになってしまうでしょう。

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 文字が小さいので、拡大できない場合は、上のJBBYのリンクからお読みください。

 

 また、国際子どもの本の日に合わせて、日本でも各地でイベントが開かれます。その案内はこちらを。( http://jbby.org/news/ )

 

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(M.H.)