昨年に続いて、今年もフェローアカデミーでヤングアダルトの講座を担当します。募集が今日から1か月で、スタートは8月から、6回の講座です。
3回ずつ、2編の短編をとりあげます。前半は戦争物を書かせたら右に出るもののない、マイケル・モーパーゴの作品。YAというより、児童文学に近いかもしれませんが、ある日、外国の軍隊がやってきて……、という物語。
そして、後半は、奇しくも、このたび国際アンデルセン賞を受賞したジャクリーン・ウッドソンの短編をとりあげます。白人と黒人の女の子の交流を描いた佳作。
(↓こちらがIBBY(国際児童図書評議会)のアンデルセン賞発表ページです。)
かたや日常に入り込んできた戦争、かたや日常にある人種差別の問題をとりこんだ、ヤングアダルトらしい英米の作品です。じつはモーパーゴとウッドソンは、今までわたしが翻訳する機会のなかった作家たち。彼らの文章を翻訳するのを一番楽しみにしているのは自分かもしれません。
ふるってご応募ください。(ただし、選抜テストあります。たぶん10人くらいしか見られないのですみません、先に謝っときます。)
(M.H.)