翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

国際アンデルセン賞(2022年)、最終候補者発表

 昨日はIBBY(国際児童図書評議会)のウクライナ紛争に対する声明をお知らせしましたが、ほんとうは、こちらをお知らせしたかったんです。2年おきにIBBYが選ぶ国際アンデルセン賞(Hans Christian Andersen Award)の今年の候補者のショートリストが発表されました。

 この賞は、児童文学への永年の貢献に対して、作家、画家個人に贈られるものです。それぞれ6名の候補者が発表されましたが、なんと画家6人の中に、『ぼくは川のように話す』の絵を描いたシドニー・スミスさんがカナダから、タイトル文字を描いてくださった荒井良二さんが日本からの推薦を受けて選ばれました! パチパチパチ!

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https://www.ibby.org/awards-activities/awards/hans-christian-andersen-award/hans-christian-andersen-awards-2022

 

 過去、日本からは赤羽末吉さん(1980年)、安野光雅さん(1984年)が画家賞を、作家賞では、まどみちおさん(1994年)、上橋菜穂子さん(2014年)、角野栄子さん(2018年)が選ばれています。

 受賞者発表は5月かな? 荒井さん受賞してほしい。スミスさんは、まだ若いし、これからもチャンスあるんじゃないでしょうか。とにかく、うれしい知らせでした。

 

 ほかに、原田訳書の関係では、エイダン・チェンバーズさん(2002年、作家賞)、ピーター・シスさん(2012年、画家賞)が受賞されています。

 

 結果を楽しみに待ちたい。

 

(M.H.)