翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

『ぼくは川のように話す』、ブックハウスカフェ大賞に選定!

 神田神保町の子どもの本の専門店、ブックハウスカフェさんのみなさんが選ぶ、第5回ブックハウスカフェ大賞の絵本部門金賞に、『ぼくは川のように話す』が選ばれました!

 ブックハウスカフェのみなさん、ありがとうございました!

 

 じつは2月17日の記事で書いたサイン本は、ブックハウスカフェさんからの依頼でした。

 

 この本、原書のタイトルが "I Talk Like a River" で、タイトルでは主語の性別がわかりません。ただ、表紙からわかるように主人公は男の子なので、『ぼくは……』と訳しています。作者も男性ですしね。そして、じつは、主人公のような吃音者の割合も、統計的に男性のほうが多いのです。

 でも、女性の吃音者の方もいらっしゃるので、訳者サインにそえた言葉には

  「ぼくは『   』のように話す」

  「わたしは『   』のように話す」

 と、二つのバージョンがあります。『   』の中には、買ってくださった方が(吃音者でなくても)、自分の話し方をなにかに喩えて入れてくださればと思います。

 

 なので、もし、ブックハウスカフェさんで、このサイン本を購入される時は、たしかめてからお好きな方をお選びください。どうぞよろしく!

 

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(M.H.)