翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

「おすすめ!世界の子どもの本」

 JBBY(日本国際児童図書評議会)から、「おすすめ!世界の子どもの本」の2021年版が送られてきました。一昨年2020年に日本で翻訳出版された子どもの本の中から、66冊が紹介されています。

 ほしい方は以下のリンク内にある、連絡先にコンタクトしてください、とのこと。

2021年版「おすすめ!世界の子どもの本」ができました | JBBYjbby.org

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 このブックレットはオールカラーで、おすすめ本の紹介のほかに、翻訳家の千葉茂樹さん、脇明子さんのエッセイ、野上暁さんによる、昨年亡くなられた翻訳家、神宮輝夫さんの業績についての文章と訳書リストが掲載されています。いやあ、このリストを見るだけでも、いかに偉大な方だったかがわかります。『ツバメ号とアマゾン号』は小学生時代に何度読んだことか!

 66冊の選書方針は、以下の通りだそうです。

選書方針は……
・原作の内容および翻訳がすぐれている本
・子どもと本をつなぐ人たち、保護者、図書館・出版関係者にぜひ紹介したい本
・日本の子どもたちが海外の歴史や文化に触れ、読書の楽しみを広げられる本
・世界の多様性について理解を深められる本

*入手ご希望の方は、JBBY事務局までお問い合わせください。info@jbby.org

 

 原田の訳書は三冊掲載していただきました。どれも良書だと思います。ぜひ!

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 JBBYは、姉妹版の「おすすめ!日本の子どもの本 2021」も作っています。こちらもぜひ!

 

(M.H.)