翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

1st ステージ 第17節 HOME vs アルビレックス新潟戦

    ◯5-2    (得点経過は以下)(6月27日(土)@埼スタ)

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 1st優勝後の凱旋試合。開幕以来の17戦連続無敗、ホーム連続勝利記録を更新!

  入りは新潟ペースだった。5バックで、うちの前3人をマンマーク気味に監視、球際もかなり来ていた。ピンチもあり、最初はシュート数でも上まわられていた。が、しだいにワンタッチのパス交換や武藤、梅崎の2シャドーのランニング、陽介や興梠のフリック、浮き球などが効果を発揮し、梅崎がペナにつっかけたところでPKをもらい、興梠が先制した。

 武藤の2点は武藤らしさが出た。1点めは武藤自身の落としを阿部が左足でバーをたたき、跳ね返ったボールが武藤の前に。それをダイレクトで蹴ったものがDFにあたり、うまい具合にゴールネットに。2点めは、興梠の技ありシュートが右ポスト、左ポストと跳ね返って中央に。こぼれ球に対してのポジションをとっていた武藤が蹴り込んだ。

 今日は宇賀神が累積で休み、左サイドに関根がまわり、右に平川。久しぶりのヒラだったが安定していただけでなく、森脇やウメとのコンビネーションで中に侵入していく動きも見せてくれた。後ろにもどすだけのプレーが目立った去年とくらべ、ヒラ自身も、チームも進歩している。

 

 試合後はちょっとしたセレモニーで、全員、トロフィーとともに場内一周。そのあと、スタッフ、サブ、全員でウイダイ。気持ちよかった。

 

 この写真は、試合開始直後の夕焼け。レッズの1st優勝を祝うかのよう。

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 隣で一人で見ていたおじさんがおもしろかった。開始前からずっと飲んでいる。魔法瓶に入れた焼酎とおぼしきアルコール。つまみは売店の焼きソーセージ。マスタードがいい匂い。でも、しっかり去年のユニを着て、身を乗り出して見ている。チャントや拍手が微妙にずれる。酔ってるのか、音痴なのか。

 PKのシーンでは、阿部ちゃんが蹴ると思って喜び、興梠に譲ったと知ると、残念がる。たしかに、自分も阿部に蹴ってもらいたかった。「いや、興梠もうまいから大丈夫ですよ」と声をかけると、「うん、そうだよな、うん」とお返事。みごと決まったあとは、二人でハイタッチ。

 後半、武藤の2点め。ごっつあんゴールに見えたが、おじさんは「あそこにいるのが武藤なんだよ!」と一言。 思わず、「そう、そう、そうですよねえ!」と自分。

 レッズのボール回しがワンタッチで加速し、リズムがよくなる。おじさんは「おもしれえなあ、わくわくするよなあ。2年前とは大違いだ」 いや、その通り。おじさん、ずっと見にきてるんだなあ。

 埼スタの南スタンドは、男女問わず、けっこうピンサポがいる。いつも見る顔なじみ(といっても、一方的にそう思ってるだけだが)だけでも、5、6人、いや、もっといるかも。これもJリーグ20年、いや、浦和レッズ20年の蓄積だと思う。

 

 2週間の中断をはさんで、2ndステージだ。まずは、アルウィンで山雅戦。いやな記憶のある松本だが、好スタートを切ってほしい。(M.H.)