翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

雲ひとつない

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 昨日は、リーディングした原書のレジュメをまとめました。

 原書のテキストを本の形でもらうと、直接書きこめないし、付箋を貼るのは苦手なので、ノートにメモをとりながら読み、それをもとにレジュメを書くことが多いのですが、今回はテキストデータでもらっていました。なので、それをプリントアウトし、線を引きながら読んでおいて、その下線部に目を通しながらレジュメを書く方法をとりました。

 線の種類は二種類。ただの下線は、できごと、セリフ、気持ちなど、あとであらすじを書くのに使う部分。波線は、あらすじとは少しちがって、印象に残る描写や文章に引いておきました。ああ、あと、固有名詞は丸で囲みながら。

 まずまず、うまく行きました。波線を引いたのは、この前このブログに書いた反省からです。

haradamasaru.hatenablog.com

 

 テキストを読んだあとは、ネットで原作の書評や原作者のインタビューをチェック。そして、データでもらったせいで見られなかった挿絵は、すでに出版されている原書のKindle 版をもっていた友人から挿絵だけ送ってもらってチェック。いや、この挿絵がすばらしい!

 って、本のタイトルも挿絵の画像もないので、なにがなんだかわからないと思いますが、いずれ企画が通ったら紹介します。いい作品なので、翻訳できるといいんですが。

 

 

 というわけで、一段落ついて気持ちはすっきり、雲ひとつない昨日の空のよう。(ちょっと言いすぎですね。写真にこじつけました。スミマセン。)

 そのあと、家内と二人で買い物ついでにスイーツを食べに。ごちそうさまでした。

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(M.H.)