金曜日、ついでがあったので、美術愛住館で行われている、アンドリュー・ワイエス展に行ってきました。芸術家のアトリエ村「丸沼芸術の森」を開いた須崎勝茂さんの所蔵品の展示です。
分析などできませんが、ワイエスの絵は好きです。須崎コレクションは、デッサンも多数収蔵しているそうで、今回の展示にもたくさんありました。有名なところでは、「クリスティーナの世界」の習作が何点か見られます。(完成作品はありませんが)
紙に水彩が多いのですが、近寄ってみても、水彩っぽくないというか、にじみをあまり感じさせず、細い筆で精緻に描かれた線と、離れて見た時に感じる質感や空気感がすごいなあと思いました。
静かで動きがないのに、物語のような印象があるのがワイエスの魅力です。こういうことが絵でできる、というのが驚き。5月19日までやってます。
愛住館は2月に亡くなられた堺屋太一さんのかつての自宅を美術館にしたものだそうです。奥様は、画家の池口史子さん。
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(M.H.)