翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

訳書リスト9(41〜45)

 45冊目です。

(45)『夜のあいだに』

 (テリー・ファン&エリック・ファン作、ゴブリン書房、2019年6月初版発行)

  "The Night Gardener" by Terry Fan and Eric Fan 2016

  カナダ・絵本

〈オビ語録〉

「すまし顔のフクロウをつくったのは、だれ?」

「グリムロック通りに、なにかがおきていました。なにかすばらしいことが──」

「ウィリアムがまどの外をみると、通りに町の人たちがあつまっていました。いそいできがえて、階段をかけおり、おもてへとびだしていくと……(本文より)」

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 編集は戸佐美香子さんです。ありがとうございました。

 

 ゴブリン書房のリンクはこちら→ 【 ゴブリン書房  】

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『夢見る人』書評

 チリの詩人パブロ・ネルーダの子ども時代を描いた『夢見る人』(パム・ムニョス・ライアン作、ピーター・シス絵、拙訳、岩波書店)の書評を二つ。

 

 こちらは朝日小学生新聞(2019年6月2日)に、東京子ども図書館の司書、床井文子さんが書いてくださったもの。そう、小学生には難しいところもあるかもしれませんが、大人の読者には感じられないことを感じてくれるんじゃないかという期待もあります。

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翻訳勉強会@川越、欠員募集

 現在、川越で勉強会をひらいていますが、一名欠員が出ました。ご興味のある方は、このブログのメアドまでお問い合わせください。
 ( honyakushanoheya@yahoo.co.jp )

【6月10日現在、6月、7月の勉強会は満員となりましたが、2019年9月以降にはまた空きができますので、ご興味のある方は連絡ください。】

 概略は下記の通りです。

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(写真は、川越での勉強会の会場、絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんの、今年のバラ。)

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古典児童書を読む会『クマのプーさん』

 今日は川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんで、『クマのプーさん』を課題にした読書会でした。

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 これは岩波の愛蔵版。中は横書きで紙が黄色。挿絵は彩色してあって、ちょっと、うーん、という感じ。おやつはプーの好きなハチミツ入りのケーキと紅茶でした。

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翻訳三昧

 今日は川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」さんで、昼の12時から夜の7時まで、あれこれ翻訳関係で過ごしました。楽しい一日で、なんなら、泊まっていこうか、という勢いでしたが、家主さんからは、住んじゃダメ、と言われてるそうです(笑)。

 バラがきれいでした。でも、明日の雨で散っちゃうかな。

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『ブライアーヒルの秘密の馬』── 挿絵の力

 すでに何度か紹介している本ですが、先日の上野のブックフェスタで、実物を見た方がどんどん買っていってくれたので(1日で10冊近く売れたと思います)、挿絵や装幀をもう少しお見せしましょう。この本、手にとってみると欲しくてたまらなくなると思うのです。

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上野の森親子ブックフェスタ、今日まで!

 今日5月5日も好天に恵まれています。ブックフェスタ最終日です。

 JBBYの翻訳者による販売テントは、昨日でおしまいですが、出版社のみなさんは今日も販売を続けていますので、お近くの方は上野公園へお越しください。

 

 写真は昨日のJBBYテント開店前。このあと、目の前でびっくりするくらい本が売れていくのを見て、去年も思いましたが、まだまだ捨てたものじゃありません。

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