9月19日(月・祝)に、『ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショーの生涯』の朗読会を、銀座にある子どもの本の店、教文館ナルニア国で開きます。
以下、ナルニア国のチラシより。
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2016年 未来のために、今 考える "知る”ことは、未来をひらくこと!
第6回講演会 『ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショーの生涯』
お話と朗読:原田勝さん
ルイス・ミショー(1895-1976)は実在の人物です。黒人は本を読まないと言われた時代に、彼自身40歳を過ぎてからニューヨークのハーレム地区で黒人専門書店を開業し、知識人から市井の人々まで多くの黒人に影響を与えました。「知識こそ力」と信じて闘い続けたミショーの生き方は、破天荒ではありますが読者を強く惹きつけ、また勇気づけます。2016年夏の課題図書(高校生の部)にも選ばれたドキュメンタリー・ノベル『ハーレムの闘う本屋 ルイス・ミショーの生涯』を、翻訳者の原田勝さんのお話と朗読でご一緒に楽しみましょう。
日時:2016年9月19日(月・祝) 午後2時〜3時半
会場:教文館ナルニア国内 ナルニアホール
定員:40名
参加費:1000円
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お申し込みは電話でお願いします。詳しくは、以下のナルニア国のホームページを参照してください。どうぞ、よろしくお願いします。
「知識こそ力」というミショーさんの言葉は、今の日本人こそ真摯に受けとめるべき言葉です。原発のこと、安保のこと、テロのこと、難民・移民のこと、憲法のこと、沖縄のこと、ジェンダーのこと、いじめのこと、労働環境のこと……。知らずにいることは、自分たちの権利を放棄しているのと同じです。ミショーさんが同時代の黒人たちにむかって発した言葉は、現代のわたしたちにも突き刺さってきます。
また、この本は、ミショーさんの生涯を、本人や家族、周囲の人々の一人称の語りで再構成する、という、ちょっと変わった作り方をしています。おかげで朗読にはもってこい。引用されているラングストン・ヒューズや、ポール・ローレンス・ダンバーの詩も読んでみようと思います。また、ミショーさんの映像や肉声、ヒューズ自身の自作の朗読音源なども再生して、みなさんと一緒に楽しみたいと思います。
本の内容については、こちらの過去記事を参照ください。
昨年も、2回、川越のイングリッシュブルーベル、柏のハックルベリーブックスで、同じような催しをやったのですが、とても楽しい会になりました。
本屋の話を本屋でするのは最高です。
どうぞよろしく。
(M.H.)