翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

水没(泣)

 夏は仕事や帰省や台風で、結局、ぜんぜんバイクに乗れなかった。

 昨日、一月ぶりにW400のカバーをはずしてチェックしたら、ずいぶん高い位置に落ち葉がついている。まあ、時々、風でシートの下から巻き込んでついていることはある。いつもより汚れているなあ、あれだけ雨が降ったんだから、5センチ、10センチは水に浸かったかもなあ、と思いながらエンジンをかける。

 セルは回った。が、チョークを引いているのにエンジンがかからない。かかりそうで、かからない。ふと下を見ると、マフラーの水抜き穴から、ツーッと水が出はじめた。まだ出る。えー、まだ出てる〜。

 

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 マフラーの下の茶色い水たまりは、水抜き穴から出たもの……。しかし、この時出たということは、それまでどこに溜まっていたのか……? 考えただけでゾッとする。

 どこまで水に浸かったのか? 管理事務所に聞いてみると、台風9号の時(えー、もう1週間以上たってるじゃないか)すぐ隣においてあるエアコンの室外機が壊れたそうで、その時、室外機の上から10センチくらいまで水に浸かった跡があったらしい……。

 ということは……。マフラー交換くらいじゃすまないかもしれない。たしかに、バイク駐車場の低いところに停めてはあるが、大きな排水槽がすぐ横にあるので、水は流れてもたまりはしないだろう、とたかをくくっていた。

 何度か様子を見にはいっていたが、ザアザア降ってる時にはさすがに表に出る気はないし、そもそも、あの日は仕事で家にいなかった。夜には水は引いていたと思う。今まで、こんなことは一度もなかったし。やっぱり、かわいがってないと、こういうことになるのか……。

 

 マフラー左右で10万。その他、分解掃除ですめばまだいいが、電装系がどこまでやられてるか? エンジンのオーバーホール? 廃車にして買い直したほうが安いですよ、と言われる可能性も高い……(泣)。 1週間たってるから、中にサビが出ているはず。あの茶色い水は……。保険は事故の時の対人や対物しか入ってない。マンションの保険でカバーできないか問い合わせてもらっているが、どうも望み薄だ。

 覚悟するしかなさそうだ。

 なにより、テンションがだだ下がり。仕事する気もない……。いや、しますよ。仕事ですからね。しかし、昨日からずっとみぞおちあたりが重い。うーむ。

 

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 ごめん、W400。

 

(M.H.)