翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

ACLベスト8へ

 31日水曜日、わがレッズはファーストレグ0−2の劣勢から、みごと3−0、通算3−2として、韓国の済州を破り、アジアベスト8に進出した。

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(平日にもかかわらず約2万人が集結。こんなに気持ちのいい"We Are Diamonds"は久々。)

  正直、逆転は無理だと思っていた。1点でもとられるとアウェイゴール2倍ルールで、こっちは2点とらなければならなくなる。そうなると、4−1でも延長戦だ。だから無失点での3点が求められていたわけで、これは厳しいノルマだったのだが、みごとミッションコンプリート。試合後のゴタゴタを除けばパーフェクトな試合だった。

 平日の夜、わざわざ出かけて、目の前で相手チームの歓喜の光景を見るのはいやだと思いながら、半分覚悟していたわけだが、まあ、サッカーはなにがあるかわからない。これもスタジアムで見るからまた格別なわけで、テレビではあんなに興奮しないだろう。平日とあって、キックオフ後、いや、それどころか、ハーフタイム、いやいや、延長に入るころにやってきた観客もいた。南スタンドで見ていたが、隣の空席にハーフタイムにやってきたのは若い女性一人。レッズが攻められると、「きゃー」と言いながら、森脇のゴールが決まった時には、涙目で顔を見合わせて喜びました。ちなみにこっちも涙目。

 

 とにかく1点とられたら厳しいことはわかっていたので、リスク管理しながらボールをサイドに散らし、駒井、関根の先発組、さらに交代した高木がサイドから前へ推進力を見せ、中央高い位置でのパスカットのリスクを減らしていた。中央、遠藤の守備は秀逸。体を早めによせ、いつものガニ股で(失礼)左右どちらの動きにも対応し、チェジュのアタッカーを封殺した。

 90分内での2点は、やはり興梠のうまさが光った。1点目のヘッドの高さ、2点めの守備からのもらいなおし、李へのラストパスは完璧。そして、延長後半の森脇のゴールは、高木の見事な高速センタリングからだった。

 

 去年のACLでのPK失敗の挽回にと足がつるまで鬼のドリブルを見せた駒井、汚名挽回に走りまわり、決勝ゴールまで決めた森脇の姿には感動。

 ああ、サッカーはおもしろい。

 

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 これは延長に入る前の、北ゴール裏サポーターによる「歌え、浦和を愛するなら」。最近は南で見ているのでやりませんが、これ、今の体力だと、三回やるとふらふらです。わかりにくいかもしれませんが、これだけの人間が肩を組んでその場でジャンプしながら歌います。この日は、たぶん5千人くらいいるんじゃないでしょうか。

 

 さあ、日曜日は柏戦。首位を叩く絶好のチャンス。ミシャ、うまくターンオーバーしてくれ。

 

(M.H.)