翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

翻訳勉強会@川越、2020年第1回

   今年初回の川越での勉強会は、いつもの訳文検討ののち、ゲストで参加してくださった、児童文学の翻訳家で研究者の前沢明枝さんのお話を聞く時間をもつことができ、とても充実した会となりました。

 前沢さん、わたしの幼いころの愛読書だった『エルマーのぼうけん』の作者、ルース・ガネットさんに取材して本まで書いてしまった方です。留学時代のお話や、ガネットさんから娘のように可愛がられるようになったいきさつは、とても興味深く、同時に元気をもらいました。明るいお人柄の前沢さんですが、確かな語学力と児童文学に対する真摯な姿勢が、お話の端々から感じられました。

「エルマーのぼうけん」をかいた女性 ルース・S・ガネット (福音館の単行本)

 

  勉強会の後は、一階の喫茶スペースで新年会に突入。イングリッシュブルーベルのKさんが作るキッシュはほんとにおいしい。メンバーが熱心に勉強会に通ってくるのは、年に数回味わえるこいつが目的じゃないかという疑いも……。

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 前沢さん、 Kさんと一緒にお願いしたので、きっと、いずれ、イングリッシュブルーベルでセミナーをひらいてくださると思います。楽しみにしています。 

 

 というわけで、今年も川越での勉強会は、楽しくもおもしろい会になりそうです。みなさんのやる気を刺激し、わたしも刺激を受けながら、翻訳や文学と関わっていけそうな、そんな元気をもらえた一日でした。

 前沢さん、みなさん、ありがとうございました。また、やりましょう。

 

(M.H.)