翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

1st ステージ優勝! でも通過点。

 1st ステージ 第16節 AWAY vs ヴィッセル神戸

 1-1△    (27' 梅崎)(6月20日(土)@ノエビアスタジアム神戸)

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 昨日は、川越でセミナーをやったので(セミナーのことは後報)、昨夜・今朝と試合をビデオで確認。やっぱり優勝と名のつくものはうれしい。特番をはしご、今朝は埼玉新聞と日刊を買ってきた。

 先発は、興梠、ウメ、武藤。陽介、阿部ちゃん。ウガ、槙野、那須、森脇、関根、周作。交代は、ウメ→ズラタン、陽介→青木。

 ウメのゴールは、槙野のインターセプトからのドリブル持ち上がり、左へ展開、武藤からワンタッチでクロス、興梠がスルー(?)、ウメが右サイドに押し込んだ。素晴らしい連携。

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 神戸は、前がマルキーニョス、ペドロ・ジュニオール、小川と、スピード、テクニックのある3枚。うちのDFはがんばった。武藤をはじめFWの守備もよかったし、うしろも西川の好セーブあり(ポスト、バーもあったが)。

 後半、神戸が、代表選出以来DFに覚醒した槙野が完全に抑えていたペドロ・ジュニオールに代えて渡邉千真を、左サイドの安田ミチに代えて相馬を入れると、神戸にリズムが出てきた。さすがネルシーニョ。そこに、宇賀神が2枚目のイエローで退場になったことも加わり、押し込まれると、まさにその相馬からのセンタリングを、渡邉千真がドンピシャヘッドでゴール。ロスタイムには、右サイドを峻希にやぶられ、あわやというシーンもあったが、よく耐えてドローにもちこみ、1st優勝に結びつけただけでなく、開幕からの無敗記録も伸ばした。

 神戸は、13位と低迷しているが、この試合からみて、またネルシーニョの手腕からしても、必ず順位を上げてくるだろう。右の峻希、左の相馬が見られたのもうれしかった。

 

 うちの選手たちはステージ優勝にもちろん喜んでいるが、シーズン勝点1位、そして、チャンピオンシップ優勝を狙っていることをみなはっきりと口にしていたのが頼もしい。ゴール裏の断幕にも、その決意が現われていて、去年の悔しさがあっての今だと、改めて思った。

 ミシャの守りのコンセプトはあるのか、練習してるのか、と書いたことがある。夏場のスタミナの心配はあるが、今は、チーム全体のプレスやラインコントロールが連動していて、このまま精度を上げていってほしいと思う。選手主導の守備戦術なのかどうかはよくわからないが、コミュニケーションが試合中もよくとれていることはうかがえる。攻守のいい循環も生まれているので、無敗記録、ホーム連勝記録を伸ばしてほしい。

 

 ミシャのサッカーは、メンタルがとても大きい。全員が少しずつネガティブになると、あるいは、だれかが自分だけで行こうとするとバランスが崩れて機能しない。全員が適度の緊張感と積極性をもった状態だと、次々によいパス交換やポジショニングが生まれる。

 今は、そのよい状態の時間帯が増えている。このサッカーで年間勝点1位は狙えると思うが、問題はチャンピオンシップの一発勝負。年末には、さらに練度を上げて、1st優勝、2nd優勝、年間勝点1位、チャンピオンシップ優勝を達成してほしい。

 

 そうすれば2ステージ制なんて意味がないし、チェアマンだって、チャンピオンズリーグ決勝を見に行ける(笑)。(M.H.)