翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

2nd ステージ 第7節 HOME vs 湘南ベルマーレ

 ◯1ー0 (58' 槙野、8月16日(日)@埼スタ) 

 連勝!    広島が負けたため、年間勝ち点は単独首位に。

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 試合開始前の空は、秋の空。

  入りは湘南が良かった。というか、うちも悪くはなかったが、湘南はずっと良かった。良かったというと少し違うかもしれない。走る、というチームコンセプトに忠実に、90分間、湘南らしい外連味のないサッカーをしていた。

 前の二人、大槻と高山がフォアチェック。大槻は足が速い。最初の10分は、なかなか前にボールをもちだせなかった。それでも、落ち着いてボールを回せるようになったのはうちが進化しているところ。危ない場面もありつつ、しだいに保持率が上がり、チャンスの数を増やしていった。興梠や関根の一対一、ズラタンの惜しいシュートが決まっていれば、もっと楽な展開になったろう。

    最後はまた攻められたが、みんな体を張って守った。西川のナイスセーブと右のポストにも助けられた。

 先発は興梠、武藤、梅崎、宇賀神、関根、阿部、柏木、槙野、那須、森脇、西川。

 交代で、興梠→ズラタン、宇賀→青木、陽介→李。宇賀はパスの精度を欠き、あまりキレがなかった。単純に橋本にスイッチでもいいんじゃないか? 李の起用はもうよくわからない。陽介はまだ長いキックができない。コーナーは武藤が蹴った。

 槙野のゴールは、陽介の縦パス、落としを右ゴールラインから関根がスペースに折り返し、槙野は下がりながらうまくゴール左に決めた。DFの股抜きかも。槙野はゴールを決めただけでなく、守備でも獅子奮迅の活躍。ハイボールはほとんど先に触り、走っても相手FWを抜いてボールをカットする。両親が見にきていたそうだが、ちょっと怖いほど、ここのところの槙野は乗っている。槙野デー、だった。

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 湘南はチョウ監督のもと、ものすごい運動量だが、それだけでなく、フォアチェックと前後のコンパクトさ、行くとき、下がる時の全体の意思疎通がうまく噛み合っていて、相手のボール回しを窮屈にしておいてから、奪ってカウンターの形が怖い。1stは11位、2ndは6位、年間でも10位につけていて、残留できそうだ。一昨年は上がってすぐに落ちてしまったが、チョウ監督のもと、同じサッカーに磨きをかけてJ1でこれだけやれるのはすばらしい。

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 サブには完全移籍の坪井(出番なし)と、期限付き移籍中の直輝(後半途中出場)が入っていた。試合前のウォームアップを見ながら、いろいろなことを考えてしまった。坪井はすっきりしているだろう。埼スタを楽しんでいたかもしれない。直輝は複雑だろう。先発に定着できずにいるし、まだ、若くて、浦和でキャリアを築いたとは言えないからだ。がんばってほしい。

 

 

 ところで、秀仁が移籍してから、愛媛が好調だ。秀仁のおかげ、というわけではなさそうだが、現在、6位につけ、プレーオフ圏内。こっちもがんばってほしい。

(M.H.)