【ルヴァン・カップ 準決勝2ndレグ HOME vs FC東京】
◯3−1(24' 38' 53' 興梠、10月9日(日)14:30〜 @埼スタ)
エースのハットトリックで決勝進出!
リーグ戦ではサブ組の、大谷、青木、加賀の活躍が見られたのがよかった。決勝は次の土曜日、埼スタで。ガンバと決戦。リーグ戦でチンチンにされたガンバは、相当の覚悟と準備で立ち向かってくるだろうが、勝ってリーグ優勝に弾みをつけたい。三冠の可能性だってある。
周作、陽介、槙野がオーストラリア戦のため不在。先発は、大谷、右・森脇、那須、左・宇賀神(ゲームキャプテン!)、青木、遠藤、右・駒井、左・関根、高木、武藤、興梠。
今年のルヴァンカップはサブ組の活躍が目立つ。というか、人が代わり、ポジションが変わっても、みな高いパフォーマンスを見せているのがうれしい。青木はいい選手だ。大股で独特のリズムで動くが、じつは非常に足元がうまく、視野も広くてワンタッチで逆サイドに展開したり、縦につけたりできる。
この日の1点目も、青木が気のきいた動きで右からのパスを中央で受け、左の高木へ、高木は左サイドの関根の方に体を向けながら、中央、DFの裏にぬけていく興梠にラストパス、興梠は右に流しこむだけだった。
驚いたのは後半、3−0になってからだったか、敵陣に入ったあたりで横にドリブルしていく青木は、東京の選手のチャージを、マルセイユ・ルーレットで華麗にかわしていったのだ。どよめく埼スタ。こういう瞬間がスタジアム観戦の醍醐味。たしかにセンスの良さは感じさせるが、派手な選手ではないので、ルーレットを見せるとはびっくり。
阿部がお休みのこの日、ボランチに上がった遠藤も、中盤での存在感あり。いつもより前にでられるので果敢にミドルシュートをねらった。4本くらい打ったか。精度をかいたのが残念。あ、忘れちゃいけない、駒井。2点目のアシスト、3点目のPKゲット。存在感抜群です。あとはゴールだけ。
東京は、平山をトップに、中島、東の攻撃陣。結局、中島に一点決められてしまった。いい選手だ。全体的には、うちのパスワークについてこられず、とくに前半はバイタルからサイド、バイタルから裏、落としてミドル、など、やり放題の感も。4バックで人についてこない守備だったからか。1点とられると苦しくなるのはわかっていたはずで、今の戦力差では、0−0から0−1にして、0−2のチャンスをうかがう、というのがもっともわかりやすい戦術だったのではないかと思うが、最初から点をとりにきて失敗した。5バックやマンマークは、篠田監督の頭にはなかったのだろうか?
試合前のユルネバ、東京サポは声がよく出ているので、この人数でも、なかなかのものでした。
(M.H.)