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翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

論理的でない。

 なにが気持ち悪いといって、国会での共謀罪をめぐる質疑応答に、いや、政府の答弁にまったく論理性がないことだ。筋の通らない言葉をならべ、時間を使い、最終的には数の「論理」(論理じゃないでしょう)で決めていく。

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 なにをするにも、自分のやることにはある程度、筋というか、合理性というか、納得感というか、そういうものがなければ我慢できない性分の人間としては、国会でのやりとりは、もうあれは議論とは思えない。ふつうの知性をもつ人ならば、法案の説明が矛盾だらけであることは理解できるはずだ。

 それでも政府与党があの法案を通そうとしているのは、立法目的と謳っているテロ等準備を取り締まる目的ではなく、政府にとって都合の悪いことを計画している人たちを取り締まる法律を作ろうとしているとしか思えない。

 一事が万事で、とにかく自民党政権のやろうとしていることは、既得権益の保護、現状の維持でしかない。今、富んでいる者、今、権力の座にある者が得をすることしか考えていない。変わっていくことを恐れずに政治や経済や社会を回していくためには、論理的であることがとても大切だ。自民党政権が支持されることは、考えない人間を作ってきてしまった日本の教育の「成果」なのかもしれない。

 しかし、あの国会でのやりとりを聞いてきた上で賛成する与党議員は、自分が恥ずかしくないのだろうか? その一点だけでも、とても今の与党に票を投じる気にはなれない。

 

(M.H.)

心躍る時

    最近、翻訳に関連して、心踊る瞬間がいくつかありました。

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(緑がきれいなエノキ。)

 

     その1。ラスト3ページになったところで、作者のテクニックに「うわーっ」と思ったこと。

 くわしく書けませんが、ゾクゾクしました。ここを自分の日本語でうまく料理しなきゃいけません。でも、とりあえず作者のアイデアに感心。  むろん、原書は訳す前に読んでいるから、結末は承知しているのですが、200ページ訳してきてここにさしかかると、また、ちがった感動が……。

 これだから翻訳はやめられません。 続きを読む

White and Pink !!

 今日は川越の絵本カフェ「イングリッシュブルーベル」( Ehon Cafe - English Bluebell - )さんで翻訳勉強会でした。お店の前のバラがちょうど見頃。翻訳の話はまた日を改めて書くとして、まずは花の写真を。ついでに行き帰りに見た花も、今日は白とピンクでまとめてみました。

 

 まずはお店の前面を飾る白いバラ、サマースノー。

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あと25年。

 おととい、塾での授業中のこと。なにかの拍子に、「おれも、今年60歳だからなあ、自分でも信じられないよ」と生徒たちにむかって言ってしまいました。どこかで「先生、そんな年には見えませんよ」というひとことを期待していた気もしますが、すかさずAくんが言いました。

「まあ、残りはやま25年ですね。桜もあと25回しか見られませんよ」

 なんだとお〜(怒)!

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 この野郎、と思ったが、でも、まあ、たしかにそうだ。

 でも、25年はけっこう長い、とも言える。

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雨の日の樹は……

 雨の日の樹は幹が濡れて黒く、リズムがおもしろい。

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 みんな桜。

 定期検診で大嫌いな胃カメラを呑んだ帰り道、公園をぬけると、思いがけずきれいな緑に迎えられ、ちょっと癒されました。

 それにしても、胃カメラは本当に苦手です。初めて呑んだ時は喉から入れる太いやつでしたが、苦しくて途中でチューブをつかんで引っこ抜いてしまいました。今回が三度目ですが、ここ二回は鼻から入れる細いやつです。それでも喉を通る時の違和感といったらありません。今日は引っこ抜いたりせず、いい子にしていましたが、うーん、苦しかった。

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オダマキ、桑の実、カタバミ、赤花夕化粧

 毎年、咲くのを楽しみにしているオダマキが、今年も咲きました。民家の敷地の隅、石垣の外に咲きます。株なのか、種なのか。御幣のようなものを立てていますね。オダマキもいろいろな色がありますが、やはり、紫系がベスト。

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