翻訳者の部屋から

児童書・YA翻訳者、原田勝のブログ

梅雨の晴れ間に

 昨日の朝。W400 のカバーをはずし、いざ、ツーリングへ!

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 と、行きたいのはやまやまですが、仕掛かりの仕事に区切りがつかないと、1日遠出する気になれず、午前中、テニスをしに、コートまで往復してきました。

 しばらく乗ってないと、だんだん利き手でない左手の握力が落ちてきて、クラッチを切るのがめんどくさくなってきます。微妙な半クラには2本掛けがいいのですが、すぐに疲れて4本掛けになります。4本掛けにすると、ちょっと半クラの感覚が変わるので、発進停止の前後は2本掛け、流して走ってる時は4本掛けに。昔は、こんなこともなかったのですが、まあ、キーボードしか叩いてないんだから、握力は落ちますわな。

 そもそも、昔乗ってた、ホンダのNV400SPより、W400のほうがクラッチが重いような気がします。いや、年をとっただけなのか……。NV400SPの写真はないかと探してみたら、ありました。

 

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 1986年1月2日。午後5時15分。愛媛県三坂峠のドライブイン。30年前のNV400SP(と自分)です。いいバイクでした。今思えば、手放さなければよかった。横置き、2気筒の空冷Vツインですが、ごらんのようにラジエターが縦に細長くてスリムです。しかも、この写真ではわかりませんが、シリンダーには冷却フィンがついていて、横から見ると空冷っぽい美しいエンジンでした。足つきもよく、6速で燃費もよく、シャフトドライブでメンテナンスフリー。前輪はたしか17インチで、キャスター角も寝ていて、ツーリングにはもってこいでした。タンクもたしか16リッター入ります。今こういうバイク出したら売れると思うんですけどね。こんなバイクないでしょ? 中途半端と言えばそうですが、街乗りとツーリング中心の大人にはぴったりのスペックだと思います。

 しかし、よくもまあ、正月二日の寒い時に、こんなツーリングやってたもんです。ツーリングクラブに入っていて、毎年正月二日はツーリングでした。愛媛陸友会といって、名前は族っぽいけれど、いたって真面目なクラブでした。会長さんとは、今も年賀状のやりとりしてます。会長の奥様になる方もメンバーでした。練習会もやってたし、大人数で走る時はちゃんと愛媛県警に届けてましたっけ……。

 

 それはともかく、今はW400を可愛がって乗ってやらないとね。バイクは乗ってないと不調になります。

 そのうち、ぽっかり一日空くかもしれないし。

 きっと、空くし。

 空けるし……。

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(M.H.)